皮膚科にて。ベッドにうつぶせにされ。

「サクッとしますよ」と、皮膚科医。

って、患部にちくり、と痛み。大したことない。

それからガーゼ当てられて、患部をぐいぐい。

たしかに痛いけれど、別に気にするほどではない。

ぐいぐい。

ぐいぐい。

ぐいぐい……?

 

なんだ、看護婦さんの腕に血が飛んだ!

悪い病気うつらないかな。

よくみるとベッドに血と膿みが垂れている……

皮膚科医さんも白衣が汚れていた。

 

こんなに悪化していたのか。

すっかり出してくれて爽快だな。

痛いけれど、過去脚の骨が壊死したときに比べたらなんでもない。

で、あっさり手当て終わり、会計へ……

あれ? 妙に安い……

 

明細確かめたら、麻酔注射していなかったのか!

最初のサクッ、って注射ではなくメスか。

過去に大病にかかると、ここまで痛みに耐性つくのだな。

しかも手術費用がなかった。あくまでその場処置。

なんて良心的な病院だ。

ネット情報では手術費用、一万円はするとあったのに。

まあいずれ手術かな? でも不安は吹き飛んだ。