現在、障がい者事業所で働いている私である。

 正確には仕事とは言えず、職業訓練。

 ゆえにこの先不安だな……

 

 だが過去ブログに障がい者施設を否定することを記したのは、ここで撤回とはいかないが弁明したい。

 いまの職場は最低賃金保証されている。

 

 

 対して、過去私が非難した施設は、単に身柄を拘束されるだけで、給与は出ないに等しい!

 出るとしても交通費で全部消え、昼食費もままならない施設が大半なのだ。

 しかも利用するのに料金を払わなければならないところすらある。

 これではとうぜん赤字だ。家にこもっていたほうがはるかに良い。

 

 そうした施設では、ろくに仕事は回ってこないので、無為に手持ちぶたさに時間を過ごすだけとか聞いた。

 そんな中で生きる希望を失い、何十名の知己を失ったことか。

 

 

 それとは違ういまの職場では今日、二人が別施設へ異動した。

 

 ひとりは過去私と同じく、若き日プログラマだったらしい。職場にそうした仕事入らないかどうか尋ねてもいたな。

 しかしいまや古典のBASIC(VBではない!)を持ち出すあたり、バブル崩壊で職を失ったかわいそうな技師である。

 

 もう一人は視覚に障害があった。そのハンデすらなければ、とても有能な方だな。私が困っていたある作業を私の三倍のペースで仕上げ、

「これは指先の感覚だけでできるから」「早い人のまねしてはいけないよ」、などと優しく教えてくれた。

 とても真面目で、仕事が(かれの責任ではなく)やり直しの二度手間になったときなど、厳しく自戒していた。

 

 

 こうした別れと出会いは大切にしたいな。

 まだ生きること忘れないで。