そもそも理系だったのが信じられないヤクザものの私だが。
 
 知識をなにに応用できるか? これをまず冒頭に述べてから自然科学は教育するべきではないだろうか。
 私が情報科、計算機にだけ強くなったのは。PCプログラミングがダイレクトに処理結果がモニターされる、という事実からだった。
 
 PC言語入門での最初の説明に
“Hell0 World!”
 を表示させるコードがよくあるが。これが知らない人には実にネック。
 何故って、ワープロソフトでタイプすれば済むことを、なんで仰々しく余計な手続き多々踏んでこんなことするのか意味不明だから。
 これが、繰り返しいくらでも表示できるとか、いくつもできるとか、どんな言葉に変えてどんな効果として戻ってくるのかとの応用例が冒頭にあれば事実は大きく違う。
 
 私にとってこの応用例というのがまさにゲームだったのだが。
 そして数学はまさにPCプログラミングに応用できるし、ゲームはシミュレーターであれば理科知識応用できるし。
 ゲームを文化と捉えれば、社会知識語学知識も詰め込めるのだ。
 
 学校の勉強なんて社会に出てなんの役にも立たない、なんてほざく悲しい大人になるのは嫌だからな。基本学校教師は「勉強のための勉強」しかしないので、実社会への応用を知らない。
 
 電気回路でいうなら、最初にオームの法則を習うが。これは、電圧=電流×抵抗だ。ここで、なんでわざわざ電気を通りにくくする抵抗なんか必要なのか、私はずっと疑問で落ちこぼれたな。いまになって抵抗は他の電子部品と組み合わせ、そこに通る電流と掛かる電圧を考慮する、と応用するならばとても電子工作は楽しいのだが。小学生でもできるヤツは電子工作するものな。
 
 というわけで、新作『カロリーパニック』には無駄な物理知識貯め込んでいる。いささか常軌を逸した馬鹿騒ぎになるはず!