これも実話です。




 中学生のころのバス旅行中で。ある女子生徒が真っ黒な稲子の佃煮をタッパー容器に入れて持ってきていて、みんなから気味悪がられていた。

 

 

 

 

 

 ……こんな些細なことでいじめが始まる。だからぼくはとことん学校とガキが嫌いだ。ゴキブリも足して『3G』と呼んでやろう!

 

 

 

 

 で、その時女子生徒のたまたまバスの左右向かい席にいたぼくは稲子の佃煮を貰い、平気で食べてみせた。みんなからは罵声に侮蔑に嘲笑の声が上がったが、敢えて言おう。

 

 

 

 

 

 蜂の子に稲子の佃煮くらい食べないで人間が務まるか!

 

 

 

 

 

 

 でも噂に聞く蚊の目玉のスープは嫌だな、蝙蝠のフンだもの。

 

 

 

 中学ではずいぶんお爺さんな歴史教師が、ハチの巣を落として蜂を追い払い、巣から蜂の子を引っ張り出して踊り食いしてみせた!

 

 

 

 生徒からは悲鳴が上がりまくったが、漢とは彼のような人物を指す。

 

 

 

 

 

 

 

 ぼくは実はツチノコを食べたことがある。おそらく世界最後のツチノノコだったのだろうな。絶滅させてしまったか。UMAい味だった。

 

 

 

 

 

 

 

 UMA(未確認動物)の数の割合は全生命種の90%近くで、既知の生き物よりはるかに多い……ここらで〆。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ツチノコの話だけは嘘です。