オレは一応、運転免許証を持っている。
「一応」と書いたのは、免許を持ってるのに全然車に乗ってないからだ。
これがほんとのペーパードライバー!(←今、某ピンクの夫婦を思い浮かべた人は20代後半以上に違いない)
車を全然運転してないので、当然に無事故・無違反。
無事故・無違反なので、オレの免許は当然にゴールド免許証である。
ちょっと前のことだが、免許の更新に行った。
その際、ゴールド免許の人は、普通の人達とは違う部屋で、違う講習を受ける。そのこと自体は有名であるが、このゴールド講習の内容までは余り知られていないだろう。
そこで今回は、ゴールド講習の内容を公開する。
普通の講習では、交通事故の死傷者数や、安全運転を啓発するビデオを見せた上で、「ちょっとの油断が事故につながる」だの「運転に慣れてきたからといって惰性で運転してはならない」だのと、講師がブツクサ言うのが通常である。
これに対し、ゴールド講習では、講師の態度からして違う。
まず、死傷者数を示した上で、「ここにいらっしゃる皆さんのような優秀ドライバーばかりになれば、この数字がゼロになるのに」と持ち上げる。
その後も、いくつかの違反事項などを示すが、「いずれも皆さんには関係のない物ばかりです」と、我々を聖人のごとく扱う。
しまいには、「皆さんはもはや、模範ドライバーとして他のドライバーの見本となり、他のドライバーに安全運転を教える立場なのです」などと、高尚な義務感を訴える。
言えない。
オレただのペーパードライバーです、なんてとても言えない。
オレは、なんにも悪い事をしてないはずなのに、なんか講師を騙してるような申し訳ない気分になってしまった。
全国のペーパーじゃないドライバーの方々には、実力でこのゴールド講習を体験して頂きたいところである。
(まぁ、全員が無事故・無違反なら死傷者ゼロになる、ってのは事実だしね)