こないだ電車に乗っていたら、4人の親子連れ(母・父・子×2)がオレの隣に来た。
こいつらは、オレの真横でしりとりを始めやがった。
ここの母や父が言う単語は、『リンゴ』『ゴリラ』『ラッパ』など、1ミリも面白くないどころか、頭を使った形跡がおよそ感じられないものばかりで、オレは「つまんねーからヤメロ」と言いたくて仕方なかった(実際には言ってないよ)。

しかーし。

ここの子供達(4~6才)は違った。以下、挙げる単語は順不同。


子供「逗子」

オレ「なにぃーーーっ!? 逗子っ!?逗子だと!?………くそっ、ちょっと面白い!いや、でも、ちょっとな。ちょっとだけだからな。おばあちゃんの家が逗子にあるのかもしれないしな。」←心の声

父「シマウマ」

オレ「死ねよ!!心の底からツマンネーんだよ!!!お前の子供は逗子って言ってんだろ!!なんだシマウマって!!少しは子供のクオリティに合わせた解答をしろよ!!!」←心の声


オレのツッコミ(心の中での)をよそに、シリトリは続いていく。


子供「うかんむり」
子供「社会科見学」
子供「信濃川」
子供「イカメシ」
(順不同)

オレ「なんだ、この子供の語彙は!!どー見たって幼稚園児だぞ、こいつは!!なぜこんな一瞬で、そーゆー単語をポンポン出せるんだ!!オレが『イ』を答えるとしたら、犬とか言っちまうぞ、ちくしょー!!!」←心の声


父「木」

オレ「だから死ねよ!!!『キ』が回ってきたから木か!!!お前、二児の父だろうが!!!百歩譲って、もう面白解答じゃなくてもいいから、せめて一秒でいいから頭使ってくれよ!!!」←心の声

子供「気合いのはちまき」

オレ「もうオレの負けだよ。君にはかなわない…。オレが100年がんばっても、シリトリでその解答は出来ねーよ。」←心の声


電車が府中駅に着きそうだったので、オレは降りる支度をした。
府中駅に着き、電車から降りていくオレの背後で、彼らはシリトリを続けていた。


父「金曜」

子供「うなぎにもうヒトコト」


オレは、普段は寄らないスタバに行って、ゆっくりコーヒーを飲む事にした。