【概要】
精神病院の看護師らが、普段だれも立ち入らない地下道で謎のゲームを繰り返している。
これと並行して、患者や関係者が、何者かに目をくり抜かれて死亡していく。
謎のゲームと惨死との因果関係、そしてゲームの背後にある者の存在を軸に展開する、都市伝説系ホラー映画。

【コメント】
本作を、面白いか・つまらないかの数直線に乗せれば、つまらない。
救いようのない程つまらない。
とはいえ、映画の評価を決定するのは、面白いかどうかという軸だけではない。
実は、本作にも色々と見どころがないわけではないのに、余りのつまらなさのせいで不当に低い評価を受けてしまっているように思う。

【映像】
やはり、映像の良し悪しを決定的に左右するのはライティング(照明)であり、ホラー映画ではそれが特に顕著である。
淡い緑の色彩で統一された精神病院において、昼は影を消して光を強調し、逆に夜は影の面積の大きさを強調する、という対比がしっかりとなされている。
これはすなわち、影がマリーのアイコンとなっている事を表現するものである。

【総評】
前述のように、面白い映画では全くない。
とはいえ、映像上の光と影を堪能したり、都市伝説もの故の歯がゆさ(つまり、謎の全貌をあえてボカす事)を体感したりと、着目すべき点は一応ある。
いきなりB級映画のレッテル貼りをするのは性急に過ぎよう。
映画の各パーツに目配りをする鑑賞方法を採るのなら観る価値はある………気がする。