ニュースを見て不安に思うこと

年明けから心痛むニュースが続々と報道されていて

 

何だか落ち着かない感じです。

 

 

私が東日本大震災を経験して10年以上経ち、

 

当時とは状況が全く違いますが

 

私なりに考えたことを書いてみます。

 

 

 

 

いざ、その時

 

とは、どんな時でも、誰にでも起こり得ます。

 

その内容もその程度も、状況によって様々です。

 

それに備えることは決して容易ではありませんが

 

日頃から準備することは必要ですし、決して無駄にはなりません。

 

ではどう備えればいいのか。

 

これも年代・性別・住んでいる地域・家族構成など

 

備える内容は個々人によって様々です。

 

なので、あらゆることを想定しておくという

 

想像力を働かせることが重要だと思っています。

 

 

 

例えばなんですが、

 

私が被災した学生当時は、どこに何を求めればいいのかが全く分かりませんでした。

 

そういうことに全く関心がなかったんですよね。

 

何から情報を得れば正しいのか。

 

フェイクニュースやデマが流れることもありましたし、

 

良かれと思って拡散した情報が、実は間違っていたとかってこともありました。

 

信頼できる情報源はどこか、何から得ればいいのか、

 

手元にスマホが無ければ、テレビが見られなければ、ラジオが聴けなければ・・

 

そんな時どうすればいいのか?普段から周りの人と話したり

 

情報収集しておくことが大切だと痛感しました。

 

これも十分な備えになると思います。

 

 

 

 

また、電気がしばらく使えなくて

 

スマホの充電が切れてしまったとき、

 

家族に安否を知らせようにも

 

連絡先が分からないということがありました。

 

携帯電話が使えない状態でも公衆電話は使用可能で、

 

そこから家族に連絡を試みました。

 

自分の両親の携帯番号は記憶していたから良かったのですが、

 

向こうも電源が入っていないのか、繋がらない。

 

弟はきっと両親と一緒にいるはずだから、

 

遠方に住む姉に・・と思っても姉の連絡先までは覚えていないガーン

 

結局、通電した震災から二日後、

 

スマホの充電も出来て連絡先が分かり、

 

ようやく姉に連絡することが出来ました。

 

私は大学に避難していて、その周辺は復旧が早かったのですが

 

実家の周辺が復旧したのはその何日後かだったので、

 

結局家に帰るまで両親に連絡することは出来ませんでした。

 

このことから、緊急連絡先は紙に書いて

 

いつも身に着けているものに入れておく必要があると思いました。

 

家族だけでなく、親しい友人、

 

今の私なら、職場や子供の保育園なども必要かと思います。

 

 

 

 

いざというとき、結局頼れるのはアナログだったりします。

 

便利に慣れていると考えもつかないことがたくさんあるので

 

普段から想像力を働かせ、共有しておく。

 

改めて実感した次第です。

 

 

 

支援・救助する側は、ある程度のマニュアルがあって

 

実行できる力があると思います。

 

でもそれを受け取る側は案外、

 

経験や知識不足だったり、備えていても慌てていて実行できなかったり。

 

心身の疲労の蓄積も、判断力を鈍らせます。

 

デマに惑わされず、日々を生き抜いてほしい。

 

被災された方、事故に遭われた方、そのご家族・・

 

皆さんに少しでも早く心落ち着く時間が訪れますように。

 

 

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