柳原陽一郎ほとんど全曲マンスリーライブ「長いお別れ~Record'00」の頃&未発表曲/下北沢440(10/03/06)
1.ふたりは遊牧民
2.ねじれていく男
3.タイミングがわるい
4.愛される不思議
5.涙があふれてる
6.いたちの森
7.君を気にしてる
8.大丈夫
9.頑張れ父ちゃん
10.クリスマスベル
11.オー!トラブルマン
12.人魚の時間
13.奇跡の人
14.人生はロデオ
15.長いお別れ
16.私は音楽家
17.SONATA
18.まごころの歌
19.奇跡の人
全曲ライブの3回目であるが、詳細レポは確定申告より後に記したい。
以下、取り急ぎの短評などを記す。
・たま脱退後、ソロになってすぐの頃の作品である。モードとしては2つか3つ前のモードの曲が中心なので、「長いお別れ」のアルバムが再発されていなければ前回並のレア曲中心であった。
・「未発表曲」に期待が合ったが、日産自動車の販売店のみで用いられた委嘱曲「頑張れ父ちゃん」だけであった。「永遠の休日」などを予定していたのであろうが、残りの曲数があまりに多いことで絞り込んでしまったのかもしれない。
・1・6・7曲目は、鬼怒無月のギターがガット(クラシック)ギターで、柔らかい音が柳原陽一郎の甘い声と相乗し、とてもよい雰囲気であった。このギターは第4回も持参してほしい。
・また、鬼怒無月のギターは、今回オートバーンを走るスポーツカーのように全開状態であった。「人魚の時間」あたりでは、ソロの速弾きが調和のある正確さで演奏され、ついついギターばかりに耳が行ってしまう。
・外山明のドラムは、この時代の曲(次回ぐらいまで)が一番合っているようであった。全部自由ないつものスタイルと異なり、定型の中に思い切った自由さが織り込まれる今回のスタイルが、個人的には魅力的に感じた。
・外山明と言えば、以前バースディライブで「愛の嵐」を演奏したときが最高の出来(おそらくその年の全曲の中でもベストの演奏)だったが、この日の外山明も冴えまくっていた。
・「クリスマスベル」「私は音楽家」は、演奏機会が極端に少ない曲だが、まるでピアノの発表会に臨む少女のように、周到な準備を感じさせる演奏だった。前回の演奏とは見違えるほど完璧な音楽であった。
・前回、前々回は、「オリジナルに近い・遠い」といった物差しが入り込んでしまったが、今回は純粋に演奏者も観客も「ライブ」として楽しめる献立であった。クオリティも高く、このメンバーで(ほぼ)全曲聴けるということが素晴らしいことだと再認識させられた。柳原陽一郎本人も、一番苦しい時期の曲目だったにも関わらず、今回が一番楽しそうであった。
・次回は、曲目があまりに多いため3時間コースになるかもしれないとのこと。ともあれ、「自由に曲をいじれる」最後の回なので(第5回はアルバムに忠実だと思われる)、どのような手が加えられるのか楽しみである。