※個人的見解ですが…

治療を受けるにあたって意識したこと。

「受け身ではなく積極的な姿勢」


医師や現代の医療を信用していないとか、そういうわけでは全くなくて…

自分が無知のまま、医師の言われるがままに治療を受けることに抵抗があった。

副作用がキツいので充分納得した上で治療を受けたかった。


それから
世間一般的に「最終目的地」が、医師と患者で少しズレているような気もした。


病気を治すことが先決。
現代の医療でさえ、これが大前提。

でも、私は
「元の身体に戻れるかどうか?」

…戻りたい。

ここが、私の最終目的地。
病気は治っても副作用で元の身体に戻れないのは困る。まだ30歳だし。

高校の同級生かつ産婦人科の女医さんに病気のことを伝えたとき

「卵子凍結しなくてよかった?」と真剣に言われた。
(時間的に無理だったし、そもそも卵巣にもリンパ腫の疑いがあったから多分、時間に余裕があっても無理だったろうね)

彼女いわく、産婦人科医以外から積極的にそういう提案をしてくれる医師はまだまだ少ないのが現状らしい。

医師は、専門外について基本的にノータッチなのだろう。

だって、彼らの最終目的地は
「病気を治すこと」
これが大前提だから。


病名が確定するまでは胸開手術、開腹手術を覚悟した。
肋骨1、2本取ることも。
それでもさすがに卵巣は…米粒でいいから残してほしいと思った。
(米粒でも機能するらしい)

しかし、手術不要で化学療法だけで治ることが判ると、元の身体に戻れるかもしれない、戻りたいと思った。

人間はどこまでも欲深い。

けど、病気になりたくてなったわけじゃない。

病気が治ればそれでいい?
でも、医学は日進月歩でしょ?

きっと、可能な限り、元の身体に戻れるような研究が日々なされているはず。


自分にできることは、病気について調べること。

医師と同等…まではいかなくてもそれに近いレベルの知識。

そして極力、最新の情報を。

最新…治験とかそういうのではなく、自分と同じ病気の人が、今どんな治療をしているか。

副作用に対してどう対応しているか。

きっと、病院によっても細かい部分で治療方法が異なるだろう。

なんとなく、都会の大学病院なんかは割りと進んでいるように思う。

病院や医師が勉強熱心であれば良いが、そこまで患者には分からない。


今は情報化社会。
インターネットで調べればタイムリーな情報を入手可能であり、一部の病院でしか積極的に実施していないようなことだって分かる。

リュープリン注射とか。
勿論、賛否両論あるからメジャーではないのだろうけど。
少しでも確率が上がるなら…。

その他、日本での治験や米国での治療方法も調べてみた。
日本の医療は海外に比べて遅れがちだから。

勿論、インターネット上には根拠のない情報も溢れているので、情報を取捨選択する必要がある。


そして、気になることは主治医に相談。

私の主治医は、ありがたいことに私の要望を全て前向きに受け入れてくれている。
未だ、No!と言われたことはない。

・リュープリン注射
・定期的な骨密度の計測
・グラン→ジーラスタへ変更
・治療後に女性ホルモンの計測
(・極力、帰宅したい)

かなり、注文の多い患者だと思われているかもしれない(苦笑)

でも、自分のためであり、元の身体に戻るため。


+αとして
おこがましいかもしれないが、私の治療実績がいつか誰かの役に立てばいいなぁと思っている。


にほんブログ村 病気ブログ 悪性リンパ腫へ
にほんブログ村