(回想)
一泊二日の入院。

呼吸器内科の病棟へ案内されてまもなく看護師さんから
「婦人科のこと、何か聞かれてます?」

え?何も聞いてない。
何かあったんだ…婦人科とは無縁だと思っていたし、聞くのが怖くなった。

主治医からこの前撮った全身CTの結果を聞かされる。

どうも卵巣が腫れているらしく、右は膀胱と変わらないくらいの大きさで11cm。
左は8cmだと言われた。

卵巣って確かゴルフボールよりも小さかったはず。

縦隔の生検を受けるために来ただけなのに、まさか卵巣にも腫瘍が見つかるとは…。

誰よりも正常だと思っていた。
全く自覚症状がない。
定期検診に行っていなかった私が悪いんだ…。

他の臓器は特に問題ないだろうとのこと。

ただ、縦隔と卵巣じゃ、距離が離れている。遠隔転移もあることはあるけど…と言われ、急きょ婦人科を受診。
生検の後は骨盤のレントゲンとMRIを受けることになった。

婦人科の診察室へ。
どうしよう…どうなってるんだろうって不安で不安で、半分泣きながら、自分では全然気付かなかったことを先生に伝えた。

エコー画像を見ながら「一般的な婦人科のものではなく、珍しいものだと思う。」と言われた。

右側はお腹の上からでも少し分かるくらいになっていた。硬いものらしい。

良性か悪性かは不明だが、悪性だったら全部取るのが一般的。でも30歳という年齢を考慮したいと言われた。
それに卵巣は縦隔のように針で細胞を取るのは難しいとのこと。
縦隔の生検とMRIの結果をもって、総合的に判断すると言われた。

今晩、婚約者がお見舞いに来てくれる。
彼に何て伝えようか…。

にほんブログ村 病気ブログ 悪性リンパ腫へ
にほんブログ村