(回想)
今朝、昨日行った病院から紹介状を受け取り、そのまま紹介された病院へ。

こんなところに病院があるとは…
その病院の存在を初めて知っ。
結構綺麗で大きな病院だった。
割りと有名な病院なのかもしれない。

ここでも、レントゲン、CT(造影剤あり)、採血などの検査を受けた。

呼吸器内科の先生は40~50代くらいで、確かに物腰の柔らかい感じで、言葉を選んで説明をしているようだった。

CTの結果を見ながら、ちょっと険しい顔になった。

おそらく縦隔に何らかの腫瘍があると。

「縦隔」なんて聞き慣れない言葉だ。

胸線腫かもしれないし、胸線癌かもしれないし…ひとまず細胞を取らないと良性か悪性かも分からないと言われた。

そして「ご家族と共に週明け、来ませんか?」と。
そのときには採血の結果が出ているだろうとのこと。

壁に来年4月までのカレンダーが貼ってあってそれを見ながら「来春、結婚する予定なんです…」と先生に言った。
涙が出てきた。

先生は「そっかそっか…悪性だと抗がん剤治療でお姿が変わってしまうだろうし、延期された方がいいかもしれませんね…」


それから来週後半にCTガイド経皮肺生検を受けることになった。
肺に刺さらずに細胞を取り出せるらしく、合併症のリスクは少ないとのこと。
一泊二日の入院。初めての入院だ。

この日から不安で眠れない日が続いた。

余命はどのくらいだろう?
ステージは?

来春の挙式と披露宴、新居探し…今後の予定が全て狂ってしまう。