今年もあと10日。激動の1年だった。
 昨年の冬は2年続きの大雪でした。その影響で農業用ハウスが多数倒壊し、春作業を前にしてその後始末に追われた3月だった。
 
 何とか春作業に間に合うように、準備を始めた4月3日夜半、いわゆる爆弾低気圧でまたまた大被害だった。台風ならば少し我慢すれば通り過ぎるところだが、この低気圧はゆっくりと風向きを変えながら、長時間にわたって吹き荒れた。
 ハウスの被害は、千数百棟に及び、再び春作業の遅れにつながった。不幸中の幸いだが、水稲育苗の種まきの前だったことがせめてもの救いだった。
 
 ハウスが被害を受け、育苗を断念し直播きに転換した人も多かったが、何とか種まきを済ませ、田植えも無事終えることが出来た。その後の好天にも恵まれ、稲の生育は順調に進んだが、その後の猛暑は記憶に新しい。幸い水不足の影響も少なく、3年ぶりに平年作で終えることが出来た。
 稲刈りはかつて経験したことのない35℃の猛暑に見舞われ、乾燥後の穀温が下がらないというトラブルもあったが、かなり前倒しで稲刈りを終えることになった。
 
 その後今度は、大豆の刈り取りが始まったが、その後、一転して毎日雨続きで、今に至るもまだ完了していない地区がある。大豆の作柄としてはこの地域では史上最高と言ってもいいほどの出来だったが、刈り取りの遅れで、豊作を逃した感がある。
 たいへん極端な天気続きの1年だった。
 
選挙
 年末になって、今度は衆院選が突如始まり、結果は自公の圧勝となり、またまた大きな揺り戻しとなった。それはそれでいいのだが、また農政が変わるのか、というため息が聞こえる。「経営所得安定対策」にやっと慣れたところで、民主党が「戸別所得補償」制度を導入、それから3年でまた政権交代。ここで戸別補償が無くなってしまったら、更なる混乱を招きかねない。誰が政権を取ってもいいから、この国の農業は、向こう10年は変えない、という取組を進めて欲しいところ。