秋もそろそろ終わりに近づき、雪が積もっている地域がちらほら。あと一か月ほどで2016年が終わり、年が明けたらセンター試験ですね!
さて、今日取り上げるのは化学の勉強法です。理系選択科目で一番多いのは化学ではないでしょうか。それだけ化学は将来に役に立ち(大学でむちゃくちゃ使います笑)勉強しやすい科目です。勉強すればするほど上を目指していける、つまり素質より努力が求められるという点で英語と似ています!どうやって勉強していこうか、それを説明していきます。
1 化学で何を学ぶの?
化学は大まかに「理論化学」「無機化学」「有機化学」に分けられています。理論化学は物質の構造や状態、反応について学びます。無機化学、有機化学はそれぞれ無機物、有機物についてやります。それぞれですが、
- 理論化学:暗記小、計算力・思考力が問われる
- 無機化学:ほぼ暗記、一部パズル!
- 有機化学:暗記を土台としてパズルを解く!
とイメージしてください。無機化学と有機化学は知識をもとにパズルを解いていきます。センター試験と中堅大学2次試験レベルでは数学ほどの思考力は求められていません。つまり、この2つは正しい勉強と暗記をすれば確実に点数が取れるようになります。で、問題なのは理論化学で、2つに比べると難しいです。問題集を何周もしていかないと試験でペンが進まないと思います。
2 勉強する順番はどうすればいいか!
高校によっては理論化学から、有機化学から、とバラバラです。何故かというと、理論化学と無機化学と有機化学は互いに独立していて、どれからやっても問題ないからです。ですが、私個人としては化学を根本から理解して記号に慣れてほしいという思いから理論化学からの勉強を勧めています。一方で受験までの残り期間が少ない場合は勉強にかかる時間が少ない無機化学を勧めています。理論化学の勉強が終わったら無機化学、有機化学の順に勉強していきましょう!
3 化学の勉強法とは?
1理論化学
理解がなければ問題は解けないので、参考書の購入は必須です。参考書を読み進めて、例題を解けるように知識を付けていってください。参考書は2周も3周もする必要はありません。これか問題をやるにあたって何かわからないことがあったら辞書を引くように参考書の該当箇所を読み込むようにしましょう。ある程度の知識が付いたら次は問題集を解きましょう。一周目は参考書を片手に解いてください。「ああなるほど!」と思うことが大切です。でも解いたままじゃ知識は決して定着しません。1週間以内に同じ問題を復習してください。最低でも3周し、ある程度解けるようになったなと感じたら次の問題集に移行してください。
2無機化学
無機化学は参考書をひたすら読み込んで勉強していきましょう。紙面の隅から隅まれ一言一句覚えていく気持ちで!最低でも5周、できたら10周しましょう。覚えきったら問題集を解いてください。案外知識の抜けを感じると思います。分からないところは参考書を見て覚えなおしましょう!根気とやる気がいる作業ですがやれば間違いなく高得点が取れるようになります。
3理論化学
理論もほぼ無機化学と同じですが、暗記のウェイトはそこまで高くなく、どちらかというと思考力が問われます。なので、参考書を3周したら問題集をひたすら解いていきましょう。経験を積み重ねていくことでどんどん解けるようになります。理論や無機と違って、パズル感覚で解いていくのできっと楽しく勉強できると思いますよ!
まとめ
いかがでしょうか。入試では数学や英語の半分の点数しかありませんが、勉強量は数学や英語並みに必要です。なるべく早い段階から受験に向けて勉強していきましょう。
次回はお勧めの参考書を紹介していきます!