路上の歌声 001 | たぬき写真工房ブログ

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マイクロビキニのオンナノコが登場するかと思えば、路上ライブの写真レポートもあります。

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まもなく、路上ライブを撮り始めて一年になる。

写真は、撮り始めて間もない頃に撮ったもの。


この頃の私が撮ろうとしていたのは

路上ライブをやっている街の情景だった。

正直に白状すれば、シンガーは誰でもよかった。

モデル撮影ではないから、被写体が絵になるかどうかは重要でない。

大事なのは、撮りやすいかどうかだった。


対象を一人に絞って顔なじみになれば、いっそう撮りやすい。

選んだのは、とっとだった。

写真のとおり、キーボードで弾き語りをするシンガーソングライターだ。


あちこち路上ライブを見て回ったなかで、異色の存在だった。

キャッチフレーズは「こころがきれいになるうた」だという。

歌う曲は、子どもに受けそうな歌詞とメロディーだが、

道行くビジネスマンが足を止めて聞き入ることも多々ある。

老若男女さまざまな人が、思わず立ち止まった。


あきらかにアイドル路線とは方向性が違う。

そのせいか、聞き入る人の立ち位置が遠巻きになる。

アイドル系の路上ライブだと、ファンはシンガーに群がるので、

街の情景をからめて撮るのは難しかった。

その点、とっとの路上ライブなら撮りやすい。


なるべく客観性を保ちながら

路上ライブを受け入れる街の空気感を表現できるような

そんな写真が撮りたかった。


だが、相次いで事件が起きたせいで、

街の安全は脅かされている。

路上ライブを受け入れる自由な雰囲気も

どんどん失われていった。

なんとも嘆かわしいことだ。


かわったのは街の環境だけでなく、私自身もだった。

だんだんと路上ライブへの視点がかわっていった。

その変遷の記録を、少しずつ書き留めていく。