だれのおかげ?? | re:start

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2016年2月、3歳年下の夫と結婚。
フルタイムの共働き夫婦です。
(2017.4〜産休育休中)
2017年5月、長男出産
2019年4月、次男出産

どうでもいいことかもしれないけど、ものすごく一言言いたくなったこと。

アメーバで今何話か無料で読める、「いつかティファニーで朝食を」という漫画のレビューで、すごく引っかかった内容がありました。

低評価なのは好き好きなので別にいいとして、漫画の中で主婦のキャラクターが、夫婦喧嘩が原因で家を出てひとりホテルでブッフェを食べるシーンに対して、すごく批判的をしていたのですが‥

いわく、
そのホテルの代金は、誰が稼いでくれたお金だと思っているんだ。

みたいな内容なんだけど‥

私、この

「だれが稼いだお金だ」


っていう台詞、常々めちゃくちゃモヤっています。

もっと言うと、
「旦那さんが稼いでくれてるおかげ」って女性側が言うのもあんま好きじゃない。

思うのは自由だけど、子どもとかに、「パパがお仕事してお金を稼いでくれてるおかげで生活ができる」みたいに言うのは、なしだと思っている。


まず、私が仕事に復帰して思ったのは、たまに夫が仕事が休みの時に、食事や掃除や子供の世話全部してくれることがあって、そういう日にまとめて残業とかして遅く帰るけど、はっきり言ってすごく楽。
だって、帰ったらごはんはできてるし、部屋は片付いてるし、子どもはお風呂も食事も終わってるんだもん。

自分は仕事すればいいだけ。
しかも仕事はしたらしただけ評価されるし、収入にもなる。

だから、世の中の働く旦那さんが、心置きなく仕事ができるのは、奥さんが家のことを何もかもやってくれてるからだと思う。
それなのに、お金を稼いだ成果は、旦那さん一人の手柄なの?
就労から得た収入は、本当に旦那さん一人の「おかげ」なの??

案外、主婦の人ほど、この「旦那様のおかげ」発言をしているから、なんだかなーと思う。

あと、子どもに言いたくないのは、子どもも同じ考え方で大人になると思うから。
つまり、女の子なら、「旦那様のおかげ」「食べさせてもらっている」思考に、
男の子なら、「養ってやってる」思考になるのが、ものすごく時代錯誤だなぁと思う。

そもそも、お金のために仕事をしている、という考えを子どものうちから持って欲しくない。

どんな仕事だって、社会に必要とされているから存在しているのであって、そこには収入以外のモチベーションもなければ、絶対続けられないと思う。


小学校の教科書などにも掲載されているようですが、まどみちおさんの、「朝がくると」という詩があります。

掲載していいのかわからないので、ここでは省きますが、検索すると全文出てくるので、興味のある方はぜひ。

これは、朝がきて、登校する小学生の様子を書いた詩ですが、彼は、誰かが作ったご飯を食べ、誰かが作った衣服を身につけ、誰かが作った道路を歩いて学校へ行く、という内容です。

私は、息子たちには、こういうことを考えながら生きていって欲しいと思っています。

自分以外の誰かに感謝するのは当たり前だし、自分がだれかの役に立つのも当たり前。
それが社会であり、子どもが最初に出会う小さな社会が、「家庭」です。
その家庭の中で、優劣や上下関係を覚えれば、実社会でもそういう考え、振る舞いで生きていくことになるでしょう。

だから、私は「だれのおかげで〜」という言葉は、苦手ですもやもや