夕方、LINEでまみから、
連絡がぽろっときた。
文春に「やらせ報道があがってる...」と。
僕は起業したての、オフィスに戻る途中で、
「へー、そーなんだー、ぐらいのテンション」で、
捉えていたのだが、実際の記事を読んでみた。
https://bunshun.jp/articles/-/15833
昨今は、台本がある作品よりも、制作側すら、行く末がわからない、リアリティショー、いわば、
ドキュメンタリータッチの作品の方が、情報がSNSで瞬時でまわるご時世、そっちの方が、若いオーディエンス含めて人気をはくしてきたみたいです。
僕自身は、キャストとして、バチェラー・ジャパンシーズン2にて、恋愛する側の当事者としてやってきましたが、もともと大学時代演劇あがりの人間として、ものづくりの観点でも作品がどうなるかを見届けてきた次第です。
世の「恋リア」(恋愛リアリティショー)という
カテゴリでいうと、
「テラスハウス」「あいのり」が先行して、
人気をはくしてきたわけですが、
常に、争点となっているのが、
「やらせなの?」「台本はあるの?」という議題です。
今回はバチェラー・ジャパンがたまたま対象に、
なったわけですが、僕なりの観点で。
結論からいうと、やらせはないです!
制作側は「ある程度」の見立てをたてています。
いや、たてざるを得ないのです。そもそもたてないと、制作現場は何も進まないわけです。でも、前提デートシーンのプランニングは、事前にキャストと話して、僕という人間の趣味趣向を理解してもらっている前提で、一緒に企画しているのです。
僕の場合PL学園からの、親友の太郎が営んでいる、Onijus Coffee Villageにいくことになったのも、紛れもなく僕のアイデアです。
デートシーンを一つ撮影するためにも、
❶ロケハンをする
(撮りたい絵のイメージを沸かせる)
❷撮影許諾をとる
❸スケジュールを抑える
❹カメラテストをする
などなどあるのですが、
デートシーンの撮影は、
1テイクです。
言わば、一本勝負です。
リテイクはないのです。
カクテルパーティや、ローズセレモニーなんて、
もっての他です。
ただ、一つだけ言えることは、良いものを作るためには、お金がかかる。
日本のドラマがどうなのかはある程度勝手に想定すると、台本があって、監督によっては何テイクもしていると思いますが、
10とって、8-9の脚本を使うというのが、
一般的なのかと。
バチェラーの場合、ハリウッドの映画方式にならっているので、最高の作品にしあげるために、
かつ、製作陣も初期段階では、バチェラーが誰を最終的に選ぶか???なので、とにかくたくさんにとって、編集に入るのです。ようは、10とって、1しか使わない。
そりゃカットになったシーンは山ほどありますよ。
えーーー!?って思う部分もありますよ。でも、尺が限られいているエンターテインメントだからこそ、しかたないのです。
ぼくが女性陣に料理をふるまった...は内緒ですw
ようは「編集」が一番大変なのです。
出る側は、台本が無い分、僕の感覚からすると、
ある種俳優より台本を覚える苦労は無い観点では楽だが、ある種ワンテイクだから舞台と同じで感じですかね。
でも、僕が最後に言いたいことは一つ。きっと、俳優、女優の方が大変だと思っています。その理由は唯一!!!
監督の演出に答えなければいけないから。
僕にはそんな責務なかったからですから!!!
ということで、
文春さんのアンサーになっているでしょうか???