久しぶりのブログの更新。

事業と色々と向き合う中で、感じたことを思うままに綴ります。

自分は今【SGE統括室】という、

ゲームの子会社群を束ねる統括組織を担当しています。
※SGE:([NEXT] Smart Phone Game & Entertainment)

詳細を述べると、

実は最終的な数字責任は上司の日高であり、

各数字責任は、各子会社の社長陣、ないし各アプリのプロデューサーが

担っていたりします。

そう、今はPL, BS, CFという概念に最終的に縛られない立場にいたりします。

最終責任を背負うということは非常に明確であり、

気合いも入るので、個人的には好きではあります。



言葉を変えると、

今は、事業の【間接部門】に属しています。

数字を背負わない立場としては、【擬似的に】背負っている【つもり】で、

高い当事者意識を持ち、

SGEの機会創出を最大化するために、

ないし、機会損失を最小化するために、

考えられることを全てやっている【つもり】です。

【つもり】という表現をしたのも、

こう言った立場に立つと、

「つもり」で終わってしまう可能性があるからです。

めちゃ頑張ってるんだけど(時間を結構投資しているのだが。。。)

組織全体(今回の場合はSGE)として

実はあまり意味がないことに、

時間を使ってしまっている可能性があるからです。



間接部門とはある種の【黒子】だと思っています。

主役はあくまでも現場です。

脇役は主役を輝かせるために存在します。

でも、ネガティブな意味は全くなく、

そこには、ある種の美学が存在すると思っています。

大事な事を一言で述べるなら、【当事者意識】だと思っています。

詳細を書く前に、前提を述べておくと、

事業が大きくなればなるほど、【間接部門】のあり方次第で、

事業を幾何級数的に伸ばせると思っています。

スタートアップではあまり価値を感じないかもしれないですが、

ある程度大きくなってきた事業ほど、

そこから1➡100を創るのが、

【間接部門】の存在意義だと思っています。

そして、間接部門は0~100とボラティリティが

めちゃくちゃでかいと思っています。
※要は自分次第で、地獄か天国になってしまうのです



前置きが長くなりましたが、

自分自身大事にしたい【間接部門】の人としての考え方として、

いくつか記載しておきます(備忘録を兼ねて)

1. 常に最上位概念から逆算して考える
例えばSGEとしてこの半期の成果を最大化するためには、
既存、そして新規アプリで何が大事なだっけ?
どのアプリから優先的に動くべきだっけ?
を常に頭の中で計算して考えること。
とりあえず、このミッションを担っているからやる
というのも大事だけど、
自分の担っていることの重要性を上から逆算して、
理解することも大事だと思っています。

2.現場の工数を最小化すること
例えば、コラボという名のアライアンスで事業をブーストさせようと試みたとしても、
事業のフェーズをよく理解したり、
現場の状況をよく理解した上で、
なるべく、現場がモノづくり以外に時間を取られないよう、
巻き取れるところを全部巻き取ること。
自分が出来ることを現場に依頼するのはナンセンスだと思います。
※最大化の視点で考えたら、役割分担的にそう行き着くはずです

3.考えられるベストを尽くすこと
これは間接部門だろうがなんだろうが関係ないですが、
一年目に当時の上司に紹介された本で、
【なぜベストを尽くさないのか】という本がありました。
日本科学技術大学教授上田次郎のなぜベストを尽くさないのか/学習研究社
¥1,296
Amazon.co.jp

変な話、本のタイトルしか参考になりませんw

でも、僕らのやるべきことは、
設定された目標を達成することではないです。

それは最低限のお話。

本質は限られた時間の中で、
想像出来ることを全てチャレンジし、
伸ばせるところまで事業を伸ばす、

これが本質だと思っています。

特に【間接部門】が取り扱うことは、
壮大だったり、着地したら大きく化ける話が考えられます。

だからこそ、己にリミットを設けず、
やれるだけやりたいし、やってもらいたいです。

4.現場が気付かないことを形にする
【間接部門】は当事者意識を燃やしつつも、
冷静かつ客観的であって欲しい。

現場は常にユーザー様と一番向き合っているわけです。
だからこそある種めちゃくちゃ集中しているわけです。
一歩引いた視点で客観的に、現場が気付かないことを
気付いて、伸ばすための点を探しまくることに集中して欲しい。
それこそが【真価】だと思います。

なんか、電通鬼十即的なのりで、

10ヶ条とかあげはじめたらきりがないのですが、
本質的に集約出来るところはここらへんです。

話変わって、自分は社会人一年目、

広告代理店のスタッフでした。
※マーケティングプランナーという営業のブレイン

黒子という役割からはじまりました。

最初の一年は高度過ぎて、

成果が出せずもやもやしたこともくそほどありました。

でも、上記のポイントにいつしか気付き、

ある種のレベルまで行き着けた気がします。

社長という最終責任者を

7年経験させて頂き、

ふたたび、黒子という立場で、

ある種の美学というものを磨かせて頂いております。

現場が光り輝くよう、
全身全霊動いて行きたいと思います。



でもね。。。

結局。。。最終的には自分が【主役】だと思って、

生きるところに飛躍のヒントがあると思っています。



ではでは。

おやすみなさい。

林太郎