まずは、自己紹介をかねて私がハープを始めるまでの経緯とともにこのブログを始めるに至った経緯を書きます。そんなの興味ねーよって方は軽くスルーしてください。
Ⅰ大学オケ時代
私は、大学時代に大学のオーケストラに所属しヴァイオリンを担当していました。当時は時間が潤沢にあることや曲を弾けるようにすることが最大の目標となっていたため、ヴァイオリンの練習は基礎を疎かにして課題曲をただひたすら繰り返して練習するというものでした。そのため、結局大学4年間が過ぎてもヴァイオリンはほとんど上達しませんでした(それどころか悪癖ばかりついて劣化したかも)。そして、大学を卒業する間近になって初めて基礎の重要性に気づき、頭を使って練習をしてこなかったことをとても後悔しました。
Ⅱハープとの出会い
そんな大学オーケストラ時代にハープを使う曲(たぶん野鳩)を演奏する機会がありました。当時、2ndヴァイオリンの3だか4プルトくらいだった私は、ハープのすぐ近くで演奏していたので、ハープの音を間近で聞くことになりました。その時の印象は、「この楽器マジヤベェ」という衝撃以外の何物でもありませんでした。これを文字で表すのは難しいのですが、音が立体として迫ってくる印象を受け、それが今まで聞いてきたどの楽器の音とも違う次元の違う存在に思えました。
Ⅲハープを始めた理由
とはいっても、当時はハープを始めようなどとは全く考えていませんでした。
まず、そもそもハープというキャラじゃないです。ハープといえば、見目麗しい淑女が弾くイメージがあります。百歩譲って「吟遊詩人」という言葉が似合うような儚い雰囲気のイケメンでしょう。イカツイ野郎がハープを弾いて誰が喜ぶというのでしょうか、腹太鼓でも叩いてろって感じです。
転機となったのは、意外にも法科大学院と司法試験の激烈な勉強でした。法科大学院での勉強は、学部時代の生ぬるい勉強とは全く違い、とにかく朝から晩まで課題やらテスト対策やらに追いかけまわされていました。司法試験の直前期はさらに熾烈を極めました。ただ、終わってみると不思議な感覚で、1日の充実感はすごかったのに、1週間や1カ月というまとまりで見ると本当に一瞬だったという感覚なのです。
この体験は、時間についての私の認識を大きく変えました。すなわち、それまでは無限にあるかのように思っていた人生の残り時間は、思っているよりもはるかに短く、うかうかしていれば何もやりたいことができずに終わるんだなと思うようになったのです。そこで、本当にやりたいことを自分に素直にやっていくことに決めました。
そして、司法試験が終わった後、自分が何をやりたいかといえば、音楽でした。その中でも私がやりたい楽器はヴァイオリンではなく、ハープでした。そこで、とにかく余計なことは考えず本能の赴くままにハープ教室の門をたたきました。私が大学卒業後普通に就職していればハープを始めることは一生なかったでしょう。
Ⅳブログの開設
↑でも書きましたが、7年間のヴァイオリン練習を通じて私が学んだことは、とにかく基礎を着実に積み上げることと、頭を使って練習することの大切さです。これらを疎かにすると、どれだけ練習しても砂上の楼閣になってしまうことは自分で立証しました。
そこで、1つ1つの基礎練をよく考えて練習しなければなりません。ただ、頭で考えているだけでは、どうしても繰り返し練習になりがちです。そこで、課題→仮説→実践→検証・考察(→体系化)という過程をノートに書くことで繰り返し練習に陥るのを防止することにしました。で、今までも実践してきました。ただ、どうせノートに書くくらいなら、ブログに書いて公開したほうが他のハーピストの方と交流が図れるかもしれない。もしかしたら、そこから、奏法に関するアドバイスなんかももらえたりしちゃうかもしれない。そんなわけで、このブログを開始するに至ったわけです。