Spotak The TV 2013 VOL1 藤田一茂と鷲ヶ岳スキー場
思う事がある。
アイスクラッシャーを
皆様は知っているだろうか?
アイスクラッシャーとは
読んで字の極
アイスをクラッシュさせた
氷のバーンである。
容易に想像頂ける様
あえて例えるなら、
マクドナルドのジュースの氷
と言えば良いだろうか・・・
氷を砕いたものを
敷き詰めているので
勿論足をとられる事もある。
正直3年ぶりぐらいにこの時期に
滑り始めた。
アイスクラッシャーなんて
滑ってもおもろないやん・・・と
言うてた自分が心のどこかに
居たのは事実である。
そんな僕がだ
アイスクラッシャーに出向いた。
しかも雨の予報が出てるにも関わらずだ!
山はすっかり秋深く
赤色に染まっていた。
当日は勿論の雨。
面白くないだろう・・・
でもせっかく来たんだから
3本滑ろう。
そう話していた。
気温は8度
冷えていた。
リフトに乗るとポツポツと
雨が降り始めた。
時間は朝の9:30
よっぽど自分の心は
スノーボードに飢えていたんだろう。
雨、アイスクラッシャー、朝9:30
ネットでキーワード検索したら
”石川”ってのに
ヒットするんじゃないかと
想像してしまう。
滑り初めて数秒で
顔面から氷に突っ込んだ(笑)
痛いがなかなか苦戦して
攻略が難しい。
攻略が難しければ
難しい程楽しくなってしまう性格
試行錯誤の結果
午前中は満足いく
1500mの滑走は出来なかった。
午後
ビールを呑み
エンジン全開!
時折見せる太陽からの大雨
山の天気と女心は・・・ってやつだ
四苦八苦しながら攻略して行くと
何となくではあるが
解り始めて来た。
雨+アイスクラッシャーでの
楽しみ方を。
そんな時
オレンジ色のジャケットを着た
動きのやたらと軽い
藤田一茂(HEAD)に逢った。
さぁここからは
自分がどれだけテンションが上がって
楽しんだかは
下の動画を参考にして頂きたい。
文字で多くを語っても
楽しさは伝わらないけど
スノーボードがしたいなら
迷わず週末山に向かうべきだと思う。
そして今回
プロスノーボーダーと滑って
思った。
プロはプロだ
それぞれの思考のもと
表現をするアーティストである。
だから、皆もゲレンデで
プロに出会ったら
是非一緒に滑って欲しい。
そして、彼等の思考を個々の感覚で
スノーボードを通じて
受け止めて欲しい。
彼等をリスペクトする
マインドが心のどこかで
産まれるかもしれないし
失望するかもしれない。
技術以上の何かが
雪山の上ではスーと
入って来る。
ネット検索して得る
表面上の知識は、鍋で言う
灰汁みたいな物だ。
迷いや知りたい事があるなら
山に行きもっともと滑るべきだ。
現場がアイスクラッシャーであろうが
雨であろうが
それを楽しむ事が出来れば
板なんてなんでもいい。
藤田一茂とリフトに乗り
たわいもない会話が楽しかった。
歯を食い縛ってスノーボードに
食らいついていた時代を思い返しながら
彼を追い撮りしていると
死ぬ迄山に上がりたい
スノーボードがしたい。
そう思った。
彼とはまた来年逢いたい。
来年も再来年も・・・
彼の一言
「まぁ長い目で見てやって下さい」
俺はすっかり虜になりましたよ。
シゲありがとう!
カナダ頑張れ!!!