長期滞在ビザの取得≪フランス大使館編≫ | 山あり谷谷山あり谷谷 恋に人生に情熱大陸

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三十路♀。日本に住めなくて毎年ひとり海外移住
日本と海外を行ったり来たり、どこにも落ちつかず、誰とも落ち着かず
そろそろ本当に疲れてきた。どこかの国に永住して落ち着きたい


タヒチ・ニューカレドニア長期滞在ビザ(労働ビザ)の申請は色々と難しくコツがいるので、わたしのビザ申請までの道則・体験談を細かくまとめてみました。参考になればうれしいです。





ビザ取得までの道のりは長く、東京エリア以外にお住まいの方にはお金もかかるので、その点を肝に銘じておきましょう♪






1長期ビザ申請書 5 5部も同じことを手書きする)


申請書の最後に書くサインは、パスポートのサインと同じサインのみ有効だそうです。


わたしはパスポートとは違う形式のサインを書いて行ったため、全てその場で書き直させられました。





2.証明写真 6(同じ写真でカラ-のみ・正面・無帽・白の背景・3545mm・顎から頭までの長さが写真全体の7080%以内のもの・デジタル写真不可)


無人証明写真機にて、一回700円で3545mmの大きさは3枚しかついてこなかったので、3545mmを6枚分にするために、2枚組にすると1400円にはならずに、1000でした。


カメラのキタムラでは、4枚で1500(焼き増し用のCD-ROM付き)、焼き増し一枚350円なので、6枚分だと1500円+700円(350x2枚)で、2200です。


フランス大使館にてビザ申請をする際、窓口の方から「申請書に貼ってください」とノリを渡され、その場で写真を貼りました。自分で貼っていってもいいのかもしれません。





3. 入国予定日から3ヶ月以上有効な海外旅行保険加入証明書 オリジナル1部コピー5

これが重要ポイント!日本の企業を通して就職をされるのであればだいたい会社が保険に加入してくれて証明書を渡してくれると思いますが、直接現地から雇用される場合は、フランス人の雇用主は日本の海外旅行保険に勝手には入れてくれない場合もあります。


通常、3ヶ月間有効な海外旅行保険を自分で加入するとなると、最安値でも3万円ほどします。http://www.hokende.com/static/abroad/
 AIU保険のサイトが一番検索しやすく、且つ一番安かったです。


しか~し、自分で海外旅行保険代を払わなくても良い抜け道があるんです!!


それは、ご自身の所持しているクレジットカード会社に電話をして、≪海外旅行保険 付保証明書≫を発行してください、とお願いするだけ!旅先と、旅行期間を聞かれるので最大である90日間と伝えます。


すると、英文で書かれた証明書が1週間以内には届きますので、結果無料です。







フランス大使館のサイトには、”入院費や救済費を含むもの、クレジットカードに付いている保険は不可”と記載があるため、クレジットカード会社発行のものではダメだと思ったわけです。しかし、フランス大使館の窓口に行って担当者に質問をすると、「クレジットカードだけを持ってきて提出されてもダメだよっていう意味だよ。ちゃんと証明書を発行してもらえば大丈夫」と言われました~!!! えーー・・・・。ホームページの記載を見たら、クレジットカードに付いている保険は不可なんだと思ってしまいますよね。。不思議だぁ。





後にわたしが「失敗してしまった・・・」と後悔した落とし穴があります。


海外旅行保険 付保証明書 を発行してもらう際に出国日(予定日)~帰国日(出国日から90日後の日)を保険会社に伝えて証明書を作ってもらうのですが、ビザの有効期限はこの「出国日」以降になってしまいます。




ビザ発行には2ヶ月以上かかるとウェブサイトにも書いてあるため、ビザ申請日から約2ヵ月後である12月中旬を出国日としたんです。しかし、ビザは11月中旬にはもう既に届いてしましました。11月中に出国できると思いきや、ビザの有効開始日が付保証明書の出国日(12月中旬)になっていました。ビザがいくら届いても出国ができないという自体に。




付保証明書に記載された出国日よりも後にビザが届いてしまった場合は、「もう一度新たに、付保証明書を発行してもらってフランス大使館に提出してもらいます」と、窓口のフランス人には言われてもいたので、どっちにしても付保証明書の出国日をいつにするかのタイミングが難しいです。






4.. 労働契約書(製作年月日、雇い主のサイン付きのもの)オリジナル1部コピー5


雇用主の方に、サインをしたその日付もきちんと書いてもらいましょう。以前わたしがフランス大使館に申請に行った際に提出した労働契約書には、雇用主のサインは書かれていましたが、サインをした日付が書かれていなかった。すると、「サインした日付を”雇用主に”書いてもらってから出直してください」と門前払いされた苦い経験があります。そう、自分でその場で書き足してはダメなんです。サインとともにサインした日付をお忘れずに!





5. パスポート(残存期間が3ヶ月以上あるもの) オリジナル1部コピー5

6. ビザ申請料 99ユーロ相当の日本円(1万円程度)

7. 健康診断書(当館指定医 東京・清野診療所・0334312562、神戸・Dr.木戸・06-6340-6195) オリジナル1部+コピー5



これがまた重要ポイント!東京か神戸でしか診断書を書いていただけないのでそのほかの地域にお住まいの方には大変です。東北に住んでいるわたしとしては、旅費を一度に抑えたかったので、健康診断とフランス大使館でのビザ申請を2日間に渡っていっぺんに済ませようと考えました。が、健康診断書が出来上がるのは1週間後。診断書は郵送してくれるので取りにいかなくても済みますが、(1回目)健康診断へ(2回目)ビザ申請へと、最低でも2回東京に行かなくてはいけません。東京への旅費x2回分。新幹線で2往復すると4万5000円程かかるところを、長距離バス利用で1万2000円。日帰りなのでホテル代なし。




健康診断料金と健康診断書の合計金額は12600円。診断書を郵送してもらう場合には、切手代金として390円かかります。(390円分の切手を持参してもOK)





健康診断は、月曜日から金曜日の午後13時00~15時30の間に受付をします。それ以外の時間不可。


通常であれば1時間、混んでいれば1時間半~2時間ほどかかります。


内容は、尿検査、採血、肺のレントゲン(地下B1にて行う)、最後に初めて医師とご対面して血圧計ってもらい、終了! え?そうなんです、医師との面会の内容は血圧を取るだけです!





一週間後に郵送されますと言われますが、だいたい4日程度で届きます。


フランス大使館でのビザ申請は、健康診断日から一週間後より予約を入れておけばいいと思います。





8. 無犯罪証明書(取得には当館発行の証明書を警察へ提出)オリジナル(未開封のまま)


無犯罪証明書を発行してもらうためには、各県の県警本部に大使館発行レターを提出する必要があります。フランス大使館のHPにて犯罪経歴証明書申請フォームをダウンロード、またはフランス大使館窓口にて入手。申請書記入の上、申請者本人の住所および氏名が明記された返信用封筒(切手貼付のこと) を入れ、フランス大使館に郵送します。たしか、2~3週間後に大使館発行レターが届いたと思います。


これをもって県警本部鑑識課へ行きます。予約不要。その辺の警察ではやってくれません(経験済み)。あらゆる角度から指紋を取られ、15分~20分程度かかります。渡航先がタヒチやニューカレドニアと言うと、慣れない県警の人たちはどこの国やらと焦り出し、正しい国名を調べるだけに時間がかかる場合があるので、「フランス国」ですと言い切ってください。


1週間以内に証明書が出来ましたとの電話がかかってきます。無料。


就職が決まったらまずこれを最初にしておいたほうがいいでしょう。





申請書類が全て揃ったらフランス大使館にてビザ申請を行うための予約を取ります。


予約はフランス大使館HPにて出来ます。がしかし、通常であれば予約番号や予約日などの情報が「予約完了のお知らせ」などとしてEmailに送信されるはず(されたらいいよね)ですが、この辺りはフランスらしいというかそんな優しいことはしてくれません。


予約した際に、予約番号や予約日などを印刷する画面が出てきますが、Pop-upブロックの関係やシャットダウンなんかで印刷画面に行けなくなると、予約番号を知る術が一切なくなります。(経験あり。予約番号を控えずに、印刷ボタンを押したところ、ポップアップの関係で印刷画面が消え、予約番号を知ることが出来なかったわたしはわざわざ東京にまで足を運び窓口で予約番号を聞きました。※フランス大使館は電話やメールによる問い合わせを一切受け付けません。


しかも、朝一番早い9時に行って聞いたにも関わらず、予約番号を調べる行為は時間がかかるから待っている人たち全員の処理が終わる11時半以降にまた来てと言われ、11時半に戻ると、窓口のパソコンでちゃっちゃっと調べ20秒もかかりませんでした…。)


という苦い経験があるので、皆さんは予約番号が画面に現われた瞬間に、手書きで控えておきましょう★

予約番号とパスポート番号の両方がないと予約の変更やキャンセルをすることが出来ません~。





ちなみにビザ申請とともにパスポートを大使館に渡すので、ビサが発行されパスポートが郵送にて(または窓口受け取りにて)手元に返却されるまでは国外に出られません。パスポート返却を郵送で希望する方は、600円切手が貼られた封筒をあらかじめ用意し、ビザ申請とともに渡します。申請後に、旅行などで海外渡航予定がある方は、パスポートを窓口に預けずに持ってかえることもできます。


その場合は、ビザが出来上がった際に大使館から電話かメール(どちらか忘れました)で連絡が入るので、そしたらパスポートを郵送で大使館に返信用封筒入りで送ればいいそうです。大使館がパスポートにビザを張って返信用封筒に入れて自宅まで郵送してくれます。

窓口では、本人確認のためにカメラで顔写真を撮られます。(チャット用みたいなカメラ)


あくまでも照合のためだから、笑いもせずブスっと無表情で取ってもらいましたが、


な・な・なんとこの時の写真でビザが届いたんです・・・。なぜ!???いまだに最大の疑問です、


せっかく1000円もだして証明写真6枚持参したのに(ヘアメイクもばっちりで)、あれは使われず。。


数年前に同じビザを申請した際には、ちゃんと証明写真がビザに貼られたんですけどね。今回の証明写真はニコっとしすぎたかな・・・。運転免許証と同じで、きっと歯を出して笑っちゃいけないのかも。


なので、「本人確認のために一写真とります」と窓口で言われたら、これがビザの写真になるかも!と覚悟して、きれいな表情でとってもらいましょう。








2ヶ月ほどかかる予定でしたが、2週間で届きました。就労先現地で「Work Permit(労働許可証」を得ている人の場合は、短時間でビザが降りるそうです。