2月12日(月)8:30 AM CBS
Super Bowl LVIII
San Francisco 49ers (12-5)
@Kansas City Chiefs (11-6)
Allegiant Stadium-Las Vegas, NV
Line: SF -1.5
O/U: 47.5
ラスベガス・レイダースの本拠地のアレジアント・スタジアムが今回のスーパーボウルの会場となる。(イメージ:Getty Images/Ethan Millerより)
今回の対戦は19/20シーズンのスーパーボウルの再戦になる。前回はカンザスシティが勝利し、QBパトリック・マホームズの初のSB制覇となった。一方、サンフランシスコはHCカイル・シャナハンがチームの指揮をとって3年目で、その頃はQBジミー・ガラポロがスタメンQBを務めていた。両チームともにプレースタイルは多くき変化していないが、選手は大きくメンバーチェンジを行った。特にSFはオフェンスではWRディーボー・サミュエル、TEジョージ・キトル、RBカイル・ユースチェックが前回のSBの経験者で残っているだけ。KCもQBマホームズとTEトラビス・ケルシーなどが前回のメンバーとして残っている。ただし、KCは昨シーズンのSBチャンピオンで、そのチームからは多くのSB経験者は残っている。
SBの連覇がかかっているKCは57回の歴史で連覇は8回達成されている。ただ、最もの最近の連覇は04/05シーズンにニューイングランドが達成して連覇で19年間達成されてない。
ラスベガスの最新アトラクションの一つの「ラスベガス・スフィア」大型球体型の劇場では建物が両チームのヘルメットにライトアップされた。(イメージ:Sphere Entertainmentより)
SB Final Score Spread (Total) Spread(Total) Results
57 (2023-02-12) KC 38, PHI 35 PHI -2 (50) UDG (OVER)
56 (2022-02-13) LAR 23, CIN 20 LAR -4 (49.5) FAV (UNDER)
55 (2021-02-07) TB 31, KC 9 KC -3 (56) UDG (UNDER)
54 (2020-02-02) KC 31, SF 20 KC -1.5 (53) FAV (UNDER)
53 (2019-02-03) NE 13, LAR 3 NE -2.5 (55.5) FAV (UNDER)
52 (2018-02-04) PHI 41, NE 33 NE -4.5 (49) UDG (OVER)
51 (2017-02-05) NE 34, ATL 28 NE -3 (57.5) FAV (OVER)
50 (2016-02-07) DEN 24, CAR 10 CAR -4.5 (43) UDG (UNDER)
49 (2015-02-01) NE 28, SEA 24 SEA -1 (47.5) UDG (OVER)
48 (2014-02-02) SEA 43, DEN 8 DEN -2 (47.5) UDG (OVER)
47 (2013-02-03) BAL 34, SF 31 SF -4.5 (48) UDG (OVER)
46 (2012-02-05) NYG 21, NE 17 NE -2.5 (53) UDG (UNDER)
45 (2011-02-06) GB31, PIT 25 GB -3 (45) FAV (OVER)
44 (2010-02-07) NO 31, IND 17 IND -5 (57) UDG (UNDER)
43 (2009-02-01) PIT 27, ARI 23 PIT -7 (46) UDG (OVER)
42 (2008-02-03) NYG 17, NE 14 NE -12 (55) UDG (UNDER)
41 (2007-02-04) IND 29, CHI 17 IND -7 (47) FAV (UNDER)
40 (2006-02-05) PIT 21, SEA 10 PIT -4 (47) FAV (UNDER)
39 (2005-02-06) NE 24, PHI 21 NE -7 (46.5) UDG (UNDER)
38 (2004-02-01) NE 32, CAR 29 NE -7 (37.5) UDG (OVER)
37(2003-01-26) TB 48, OAK 21 OAK -4 (44) UDG (OVER)
36 (2002-02-03) NE 20, STL 17 STL -14 (53) UDG (UNDER)
35(2001-01-28) BAL 34, NYG 7 BAL -3 (33) FAV (OVER)
34 (2000-01-30) STL 23, TEN 16 STL -7 (45) Push (UNDER)
33 (1999-01-31) DEN 34, ATL 19 DEN -7.5 (52.5) FAV (OVER)
32 (1998-01-25) DEN 31, GB 24 GB -11 (49) UDG (OVER)
31 (1997-01-26) GB 35, NE 21 GB -14 (49) Push (OVER)
30 (1996-01-28) DAL 27, PIT 17 DAL -13.5 (51) UDG (UNDER)
29 (1995-01-29) SF 49, SD 26 SF -18.5 (53.5) FAV (OVER)
28 (1994-01-30) DAL 30, BUF 13 DAL -10.5 (50.5) FAV (UNDER)
27 (1993-01-31) DAL 52, BUF 17 DAL -6.5 (44.5) FAV (OVER)
26(1992-01-26) WSH 37, BUF 24 WAS -7 (49) FAV (OVER)
25 (1991-01-27) NYG 20, BUF 19 BUF -7 (40.5) UDG (UNDER)
24 (1990-01-28) SF 55, DEN 10 SF -12 (48) FAV (OVER)
23 (1989-01-22) SF 20, CIN 16 SF -7 (48) UDG (UNDER)
22 (1988-01-31) WSH 42, DEN 10 DEN -3 (47) UDG (OVER)
21 (1987-01-25) NYG 39, DEN 20 NYG -9.5 (40) FAV (OVER)
20 (1986-01-26) CHI 46, NE 10 CHI -10 (37.5) FAV (OVER)
19 (1985-01-20) SF 38, MIA 16 SF -3.5 (53.5) FAV (OVER)
18 (1984-01-22) LARai 38, WSH 9 WAS -3 (48) FAV (UNDER)
17 (1983-01-30) WSH 27, MIA 17 MIA -3 (36.5) UDG (OVER)
16 (1982-01-24) SF 26, CIN 21 SF -1 (48) FAV (UNDER)
15 (1981-01-25) OAK 27, PHI 10 PHI -3 (37.5) UDG (UNDER)
14 (1980-01-20) PIT 31, LARam 19 PIT -10.5 (36) FAV (OVER)
13 (1979-01-21) PIT 35, DAL 31 PIT -3.5 (37) FAV (OVER)
12 (1978-01-15) DAL 27, DEN 10 DAL -6 (39) FAV (UNDER)
11 (1977-01-09) OAK 34, MIN 14 OAK -4 (38) FAV (OVER)
10 (1976-01-18) PIT 21, DAL 17 PIT -7 (36) UDG (OVER)
09 (1975-01-12) PIT 16, MIN 6 PIT -3 (33) FAV (UNDER)
08 (1974-01-13) MIA 24, MIN 7 MIA -6.5 (33) FAV (UNDER)
07 (1973-01-14) MIA 14, WSH 7 MIA -1 (33) FAV (UNDER)
06 (1972-01-16) DAL 24, MIA 3 DAL -6 (34) FAV (UNDER)
05 (1971-01-17) BAL 16, DAL 13 BAL -2.5 (36) FAV (UNDER)
04 (1970-01-11) KC 23, MIA 7 MIN -12 (39) UDG (UNDER)
03 (1969-01-12) NYJ 16, BAL 7 BAL-18 (40) UDG (UNDER)
02 (1968-01-14) GB 33, OAK 14 GB -13.5 (43) FAV (OVER)
01 (1967-01-15) GB 35, KC 10 GB -14 (N/A) FAV
過去の最近の直接対決:
Date Score ATS Cover O/U Result
10/23/22 KC 44@SF 23 KC -0.5 Over 48.5
02/02/20 SF 20@KC 31 KC -1.5 Under 52.5*
09/23/18 SF 27@KC 38 KC -6.0 Over 53.5
10/05/14 KC 17@SF 22 SF -4.5 Under 43.5
09/26/10 SF 10@KC 31 KC +3.0 Over 38.0
10/01/06 SF 0@KC 41 KC -7.0 Over 39.0
*SB54
このカードはスーパーボウルを含めてカンザスシティの3連勝中。ただし、22/23のレギュラーシーズンの対戦を含めスタメン予定のQBブロック・パーディは出場はなく、今回のSBでKCとは初対決となる。サンフランシスコの行方を大きく判断するのがSB初出場のQBパーディのプレー。
ここまでポストシーズンの2試合では: パス成功率:61.4%、平均パスYDS:259.5YDS、2TD、1INT。ちなみにレギュラーシーズンでは:パス成功率:69.4%、平均パスYDS:267.5YDS、31TD、11INT。大きく数字は落ちていないが、好調なポストシーズンとは言えない。一番気になる点は2試合で2TDパスしか決めていないこと。代わりにRBクリスチャン・マカッフリーが4TDを決めているので、プレーオフではチームに大きく貢献しているが、レギュラーシーズンはパスで33TDを決めていて、ランで27TDの割合だったので、プレーオフでは得点のアウトプットが逆転しているのが気になるところ。一方で2試合のプレーオフでは終盤でQBパーディが逆転のドライブを演出していることは大きなプラス。
ディフェンスはポストシーズンの2試合で相手平均YDSは386.0YDS(P:227/R:158.0)、平均失点は26.0ptを献上している。レギュラーシーズンは303.9(P:214.2/R89.7)、平均失点は17.5pt。ちなみにここまでの2試合をレギュラーシーズンのリーグ・ランキングと比較すれば相手YDSではリーグ31位、失点ではリーグ30位になる。特に相手のラン攻撃に苦戦していることが明らかで、前半で相手の攻撃を抑えるのに苦している。一方、ディフェンスは2INT/1FUMの3ターンオーバーを奪っていて、これがチームにとって大きな救いになっている可能性が高い。
SBメディア・デーではQBパーディとQBマホームズの対談が行われた。(イメージ:Getty Images/Chris Ungerより)
カンザスシティのポストシーズンのオフェンスも特に際立った内容でもないが、主軸が期待通りの活躍を発揮している。QBマホームズは3試合でパス成功率:68.0%、平均パスYDS:239.3YDS、4TD、0INT。レギュラーシーズンでは:パス成功率:67.2%、平均パスYDS:261.4YDS、27TD、14INT。パスYDSは落ちているが、TDパス数は増えている。大きの要因の一つはTEトラビス・ケルシーのパフォーマンス(262YDS、3TD)が特に際立っている。またルーキーのWRラシー・ライスとの息も合っていて25ターゲット、20キャッチ、223YDS、1TDの活躍が大きい。2人の安定感があるレシーバーがいれば、QBマホームはより高いアウトプットが期待できる。また2年目のRBアイゼイア・パチャコのラン攻撃(254YDS、3TD)も大きく勝利に貢献している。気になる点はシーズン通して言えることだが、オフェンス全体に爆発力がないこと。これまでは立て続けにスピーディーなTDドライブを演出することができたが、今年はじっくり攻めてTDを奪うケースが多い。
ディフェンスはここまでの大きなサプライズだと見ている。ディフェンス・コーディネーターのスティーブ・スパグノーロが紹介されるケースが増えている。大学やヨーロッパリーグを経て1999からNFLのコーチをはじめ09~11にはセントルイス時代のラムズのHCも務めた。2019からKCのDCを務めているが今年は特にディフェンスのアウトプットが良く、スパグノーロの戦術が多く取り上げられている。得意は様々なディフェンスのフォーメーションからブリッツを仕掛けること。誰がどのタイミングで相手側にノーマークで入ってくるのかがわからないことから、トリッキーなディフェンスと評価が上がっている。特に3rdダウンなど相手がパスの確率が高い時に予想外なところと人数でブリッツを仕掛けるののが効果的になっている。レギュラーシーズンでは平均相手YDSは289.8YDS(P:176.5/R:113.2)、平均失点は17.3pt。ポストシーズンでは平均相手YDSは322.7YDS(P:209.7/R:113.0)、平均失点は13.7pt。相手パスYDSは少し上がっているが、失点はさらにいい結果を出している。
この試合の鍵は両チームのスタートダッシュだと感じている。お互いに得点を上げることができれば、ハイスコアの試合の予感もする。一方、どっちかが最初のドライブで得点が奪えなければ、そのまま相手のリードで折り返し、後半に反撃に期待するパターンになると思う。ディフェンスではKCが多少上だと思っているので、SFがビハインドになれば、厳しい状況になると思う。一方、SFがリードを奪えればそのまま逃げ切れる感じもする。
Season Leaders
Passing Yards
B. Purdy QB - SF
308-444, 4280 YDS, 31 TD, 11 INT
P. Mahomes QB - KC
401-597, 4183 YDS, 27 TD, 14 INT
Rushing Yards
C. McCaffrey RB - SF
272 CAR, 1459 YDS, 14 TD
I. Pacheco RB - KC
205 CAR, 935 YDS, 7 TD
Receiving Yards
B. Aiyuk WR - SF
75 REC, 1342 YDS, 7 TD
T. Kelce TE - KC
93 REC, 984 YDS, 5 TD
SF
MOV: 10.5
ATS W-L-T: 9–10-0 (47.4%)
O/U O-U-T: 11–8-0 (O: 57.9%/U: 42.1%)
KC
MOV: 5.3
ATS W-L-T: 12–7-1 (63.2%)
O/U O-U-T: 6–14-0 (O: 30.0%/U: 70.0%)
マネーライン:KC
スプレッド:KC
オーバー/アンダー:UNDER