誰かが何かを目指そうとするとき人は決まってこういう。
「お前ならできるよ」「お前には無理だよ」
大きく分ければこの2つだ。
その時本人はどう思うかが何より重要である。
昨日TVで有名アスリートが出会った天才を紹介する番組が放送されていた。
現在その世界でトップを走るアスリートが「こいつには敵わない」と思う人を紹介して、その人の現在を追う番組だ。
多くの「天才」たちは、挫折をし、その世界から足を洗っていた。
そこには様々理由が存在し、どれが良くてどれが正解なんて一切わからない。
ただ、一つ言えるのはアスリートが「競技」を突き詰めれば突き詰めるほど、「社会不適合者」になる可能性が非常に高くなるリスクを抱えている。
だから挫折は、そのアスリートに違う道を見せるとっても大切な現実だ。
その上でどんな選択をするのか、その時のその人の「性格」が重要になる。
性格とは、
「先天的な気質と後天的な影響とによる、その人の感情・意志などの傾向」
とされている。
要するに家庭環境と出逢い(環境を含む)である。
より多くのことを自らの決断により進めて来ている人は挫折に対するジャッジも前向きだ。
家庭環境や出逢いの中でジャッジを他人や環境に委ねてきた人は挫折に対するジャッジができない。
他人と比べたり、監督や親がサポートしてくれているからその恩を返さなきゃ、と人にジャッジを委ねてしまう。
挑戦に欠かせない性格とは、
「決断力」である。
それは、先天的にそういう気質があることとこれまでの人生で決断する場面をいくつ体験しているかで全てが決まる。
他人に委ねるところと絶対に他人に譲れないことが明確な人ほど挑戦を繰り返し、突き進んでいくだろう。
あなたはどっちだ?
何だかんだで、やりたくてもやってないことを人のせいにしていないか?
失敗するしないではなくジャッジするかしないかを体験しないといけない。
「俺はやらないことをジャッジしたんだ」
それが本当にそうなら、なんら問題ない。
ただ、僕から言わせてもらうと、本当にそうなら、やらないことをジャッジしたのではなく、「次のやりたいことをジャッジした」ではないだろうか。
だから「やらないことをジャッジした」は嘘に聞こえる。
所属先がないから引退するのではなく、次にやりたいことがあるから、ステップを踏む文化が出来上がって欲しい。
アスリートの引退が明るいものであるためにも、この思考をなくしたい。
井岡さんの「ボクシングとは人生のウォーミングアップである」この言葉が全てを物語っている。
セカンドキャリアはアスリートだけの問題じゃない!!
決断力を持って、決断量を圧倒的に増やそう!!
※画像はネットからお借り