右肩関節腱板損傷 | スポーツ傷害スペシャリスト スポーツカイロプラクター Dr.Tomoのアクティブライフのススメ さらに一歩先へ

スポーツ傷害スペシャリスト スポーツカイロプラクター Dr.Tomoのアクティブライフのススメ さらに一歩先へ

アメリカ合衆国公認ドクターオブカイロプラクティック、スポーツ科学修士、認定スポーツ傷害カイロプラクティック医師が日々の臨床、アメリカでトップアスリートを治療した経験を元に皆様に健康的なアクティブライフを提案するブログ。

こんにちは
汗ばむわ~
あせる
Dr.Tomoです
自転車通勤をしているとそんな季節になってきましたね。
朝ラン走る人をした後に自転車通勤をすると、新日野毛道場のよう
とまったく伝わらない例えをスルーして

この週末は名古屋に出張治療に行ってまいります。
元甲子園球児など!野球
高校の同級生です!
高校3年の時に我が愛知高校が甲子園にでまして、GWに名古屋に帰った際サッカーなどの仕事をしている10年以上ぶりにあった同級生が今回の出張治療をセットアップしてくれました。
同級生や昔日本で診療していた時にケアさせてもらっていたテニス選手など(6年の空白を経て未だに信頼してくれるのはしょぼんうれしい限り)をケアしに行ってまいります


そんな野球でとって~~~も気になるニュースがありまして。。。

名古屋人Dr.Tomo生まれながらのドラゴンズファン。

そんな自分には、またスポーツDocとしては悲しいニュース
昨年のMVPドラゴンズの浅尾投手が「右肩関節腱板損傷」で登録抹消との事叫び
ガーンしょぼんショック!
昨年まで大車輪の活躍をしていた浅尾投手
どんな場面も彼に任せておけば大丈夫という強い信頼感がありました。
しかし今年はちょっとおかしい。
その違いを1ヶ月半前にFacebookで指摘をしていたら。とうとう。。。

まずは「右肩関節腱板損傷」とは???
肩の腱板とは肩関節を安定させるローテターカフという筋肉群の腱部分です。
(この筋肉は肩の回旋などの動きがメインといわれていましたが、現在では肩関節の可動の安定性を担うのがメインです)
こちらがローテーターカフです。
$スポーツ傷害スペシャリスト スポーツカイロプラクター Dr.Tomoのアクティブライフのススメ さらに一歩先へ



この腱板がオーバーユーズ、直接の障害などによって痛んだ状態です。
(東京中日スポーツで中日トレーナーが「関節炎」と言っていたが??)
また腱板はオーバースローの動き、また悪姿勢などの影響で関節の可動が悪くなり負担が増していきます
上の写真の関節の構造上、肩甲骨との連動運動の関係上、また肩の筋肉の働きの違いなどの理由で肩が90度以上挙上した状態では関節間の負担が大きくなってしまいます。
また
このような悪姿勢になると関節間が狭まり腱の摩擦に繋がります。
スポーツ傷害スペシャリスト スポーツカイロプラクター Dr.Tomoのアクティブライフのススメ さらに一歩先へ


このような状態では肩の可動域は下がってしまいます。
(姿勢を崩して肩を挙げてみてください)


浅尾投手の場合、ここ数年のオーバーワークと疲労させた筋肉から回復する術に問題があったかもしれませんが、
Dr.Tomoが今年の浅尾投手のピッチングフォームで気になった点があります。注意

ここから私の考察

こちらが5年前のブレイクの始まり
http://www.youtube.com/watch?v=kDip9womW0E

踏み込みでしっかり左のハムストリングから臀部、深部臀部で支えられているから右腕のExternal rotatorsのROMが広く振れている。

今年。。。 
明らかに踏み込みで深部臀筋が弱化しPelvis自体が左にスライドしている。右腕のROMもテークバックが薄い。。。それを力で腕を振っている感じ
毎年の疲労が溜まって下半身、臀部にきているのでしょうか。
http://www.youtube.com/watch?v=V3uCqnXNz14

え??? 肩を痛めたのに何故下半身??? と???

腕の可動は下半身の可動と密接に関係しています。
例えば歩くとき腕を振って歩くのと、腕を振らずにポケットに両手を入れた状態で歩いたらどちらが早く歩けるでしょう??

また立った状態でボールを投げるのと座った状態で投げるのとではどちらが早い球が投げられるでしょう?

投球の力の源は下半身から生まれます。下半身の安定性、可動性というのがピッチングには非常に重要な要素です。
体幹の安定性を元に下半身でパワーが生み出され下半身→体幹→肩へと連動されます。

ピッチング時テイクバックをした状態では肩関節が最大限に外旋の状態になり、そこから内旋方向へ収縮性(筋肉が縮んで働く)の力と外旋方向へ伸張性(筋肉が伸びて働く)の相互作用によりピッチングのスイングとなります。


最初の踏み込みでピッチング全体のパワーが決定されるので、浅尾投手はそのパワーが低下しそれを補おうと肩の筋肉で無理をして腕を振っていたのではないかと。。。

この障害が防げたものか?。。。。!?


それは誰にも分かりません。中日コンディショニングチームもベストを尽くしたかと思います。

ただ。。。

はやり言いたい。

日本のプロスポーツ界も新たな力を取り入れてほしいと!!!富士山

アメリカや各国のメジャーチームで認められ主流になっているものを。

どれだけのプロスポーツ選手がARTやグラストン、カイロプラクティックアジャストメント、FAKTR、DMS,新たな機器などで効果を得ているかを。

勿論アメリカのメジャーの選手も多々怪我をしています。
スケジュールのハードさやその他の違いもあり比べられませんが、まずは選手のためというのを最優先に!!

そして。。。
ドラゴンズ。。。

俺を呼んでくれ!!!!ww
自信はある!


30年以上ドラゴンズファンをしているので熱くなってしまいました。。。

この熱さを持ったまま東京よりちょっとだけ暑い名古屋に行ってまいります

Dr.Tomoでした

K-MAPカイロプラクティック&スポーツセラピー
sportsdoc-akasaka.com