かつて「湘南の暴れん坊」と評されたチームを皆様は覚えておられるだろうか?オリジナル10から遅れること1年、1994年にジュビロ磐田と共にJリーグに加盟するとサントリーシリーズこそ全クラブ最多の54失点を喫して12チーム中11位の成績としたもののニコスシリーズでは得点を全クラブ最多タイの48、失点を全クラブ最少タイの26と安定した戦いを展開、ヴェルディ川崎(当時名称)と1勝差の2位に就ける大躍進を見せ、前述のあだ名で親しまれたチーム、ベルマーレ平塚(当時名称)。
その加盟当年は天皇杯にて決勝でセレッソ大阪を下して初優勝、翌年は「カリスマ」中田英寿が加入すると共にアジアウィナーズカップ優勝、1998年にはFIFAワールドカップ・フランス大会には日本代表としてGK小島伸幸、MF中田英寿、FW呂比須ワグナー、さらには韓国代表としてDF洪明甫(ホン・ミョンボ)と所属する4選手を輩出するなど20世紀は多くの栄光を手にしてきた。
その後21世紀へと突入した2000年から本年までの14年間、J1に復帰を果たしたのは2010年と2013年の僅か2回、そして昇格後は僅か1シーズンで再度降格と長い低迷期を過ごしている湘南ベルマーレだが、今季はファンが待望していた快進撃を続けている。少なくとも今のところはだが・・・
2012年に新監督に就任した曺貴栽が指揮を執って3年目となる今季、クラブスローガンに「決弾」を掲げた湘南は開幕からここまで怒涛の14連勝。それまで8となっていたJリーグ開幕連勝記録を更新し続けているばかりか、前節・福岡戦に2-0で勝利、現在までの14連勝という数字はこれまで札幌が保有していたJ2の連勝記録タイとなった。
そんな他の追従を許さない快進撃を続けている湘南に明日予定されているJ2第15節、立ちはだかるのは愛媛FC。14節までを消化したJ2において戦績を4勝6敗4分と決して好調とは言えない、黒星先行のシーズンを展開している愛媛だが、湘南の進撃を止める刺客となり得るのだろうか?
前節、湘南は後半38分まで互いに無得点ドローと中々相手ゴールを割れない中で投入されたFW吉濱遼平が41分、アディショナルタイム1分と立て続けの2得点を挙げ勝利した。一方の愛媛FCも最下位・讃岐を相手に2-0で勝利を飾っている。そんな両者にブックメーカーSBOBET.comが付けたオッズは・・・・
愛媛FC(ホーム)・・・・*6.00
湘南ベルマーレ(アウェー)・・・・*1.53
ドロー・・・・*3.85
今回の対戦相手となる愛媛とはこれまで通算18試合を戦い、7勝4敗7分としている湘南。得失点は26得点19失点とこちらも上回っている相手との1戦を前に、湘南の連勝記録更新を予想する声が多いことは不思議では無いが、その愛媛も4月20日の第8節・長崎戦から12節・磐田戦まで続いた連続無勝利を前々節・札幌戦に勝利して5で止めて以降、前述のとおり前節も讃岐に勝利と復調を伺わせているだけに油断はならない。
もっとも、前節の試合後「去年はもっといい内容で勝てなかったので…」と指揮官が笑顔すら見せずに気を引き締め直した様子や、「13連勝とか気にせず、とにかく目の前の相手に勝って“湘南スタイル”を見せるだけです」と浮付いた様子を伺わせなかったFW大槻周平などチーム全体の雰囲気を見る限りではその心配はなさそうだが・・・
さぁ、湘南の連勝はどこまで続くのか?注目の1戦は5月24日13:00(日本時間)から行われる。
この試合に賭けたい人は下のバナーから会員登録!!
一攫千金のチャンスかもしれませんよ!?笑