昨シーズン王者のポルトはヴィトル･ペレイラに率いられ、エストリルを2－0、マルティモとのドローを経てアカデミアを0－3、スポルティング･ブラガを3－1、モレイレンセを0－3、ヴィトリアを2－0、そしてナシオナルを1－3とまさに連戦連勝。彼らが擁するコロンビア人スーパーストライカー、ジャクソン･マルティネス･バレンシアはすでに今季25得点をマークしており、ロドリゲス･ルビオが10得点、ルイス･ゴンサレスが5得点で続いている。ポルトが現在見せている快進撃をこのまま続けることができれば、彼らが72個目のタイトルを勝ち取る日も間近であろう。
そして彼らとライバル関係を長きに渡り続けているベンフィカは昨年2位に終わった雪辱に燃えている。直近の直接対決が本拠地エスタディオ･ダ･ルスでの2－2のドローに終わった今、その闘志は増幅する一方だろう。彼らの最近の戦いぶりはベイラ･マルを0－1、ジル･ヴィセンテを5－0、ヴィトリア･ギマランエスを0－4、リオ･アヴェを6－1、オリャネンセを0－2、スポルティングを2－0、マルティモを1－2とエストリル相手に1－1でドローとするまでは連勝に次ぐ連勝とポルトに勝るとも劣らない戦いぶりだ。
この1戦の後、ベンフィカにはチェルシーとのヨーロッパリーグ決勝が控えることを受け、はたしてベンフィカはこの試合に勝利して彼らが始めて駒を進めた大舞台で勝利を収める勢いを繋げることはできるだろうか？さらに現在のリーグ順位表においても首位･ベンフィカと2位･ポルトの差は僅か2点となっているため、この試合の勝敗が今季の優勝に彼らが近づくか遠ざかるかが決まるといっても過言ではない。
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