さらにインテルにとって重要なのは、この試合での勝利は継続中の連勝記録更新だけではなく、自チームの順位を上げる上でも喉から手が出るくらい欲しい1勝だということだ。
大半の予想は開幕から8試合中6試合勝利の成績にインテル勝利と思われているこの試合だが、昨シーズンの対戦、ホーム「サン･シーロ」で0－3の大敗をしていることは忘れてはならない。ただ事実として、昨シーズンの敗北は過去の対戦で実に14試合ぶりではあったのだが。はたしてホーム、ボローニャは3点中2得点などの活躍で昨シーズンの勝利の立役者であるマルコ･ディ･ヴァイオを移籍で欠いた状態でも昨季に続きインテルを下せるだろうか？
新監督ステファノ･ピオリの戦略、新加入フォワード、アルベルト･ジラルディーノの活躍が勝利への鍵を握っている。2006年ワールドカップ優勝時のイタリア代表メンバー、ジラルディーノは5試合で5ゴールとすでに活躍を見せている。特に先月のスタディオ･オリンピコで行われたASローマとのアウェーでの戦い、試合終了間近に得点を決め3－2での勝利に貢献した活躍には目をみはるものがあった。
一方、ネッラズーリたちも幼少期からインテルのファンだったという新加入アントニオ･カッサーノの5ゴールに引っ張られる形で白星を積み上げてきている。
そして、もうひとつ見どころは長友祐都の試合復帰だろう。ACミランとの試合中、レッドカードを受け出場停止処分、さらには処分明けのカターニア戦でも監督、アンドレア･ストラマッチョーニの指示でベンチスタート、出場機会がなかった長友がいよいよピッチに帰ってくるのだ。
はたして長友はセリエA今季初得点を決め、自チーム勝利、勝点3獲得に貢献できるだろうか？ヨーロッパリーグの試合ではすでに2ゴールを決めているディフェンダーの活躍に期待したい。
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