◎駅伝は悪か? | スランプを吹っ飛ばせ!~アスリートが楽しみながら結果を出すために必要な心の法則100選

スランプを吹っ飛ばせ!~アスリートが楽しみながら結果を出すために必要な心の法則100選

スランプは更なる成長のチャンスです。スランプの原因を心の面から分析し、各個人に合ったメンタルトレーニングメニューを作っていきます。

こんにちは。


望んだ結果に半歩近づきたい人のメンタルトレーニング、なつめれいなです。


昨日の福岡国際マラソンで、ジョゼフ・ギタウ選手が2時間6分58秒で優勝しました。


ギタウ選手は広島県の世羅高校から、実業団のJFEスチールに進んでいる選手です。


昨年の優勝者であるジョセファト・ダビリ選手も、実業団の小森コーポレーションに所属するランナーです。


近年、「駅伝偏重が日本のマラソンをダメにした」という論調が多くなっていますが、「これって本当なの?」という感じがしています。


確かに日本の学生は、高校生の頃から駅伝を走ってはいますが、今回優勝したギタウ選手も世羅高校時代から駅伝を走っているわけですし、実業団でも駅伝に出ているわけです。


ジョセファト・ダビリ選手は、流通経済大学出身ですので、彼も箱根駅伝予選会などに出場しているわけです。


しかも、今回優勝したギタウ選手の自己ベストは、5000mが13分43秒0、10000mが27分58秒09で、日本人選手とそう変わらないわけです。


ストライドの違い等がありますので、単純比較はできないと思いますが、彼らは日本の高校や大学、実業団で練習を積んで、記録を出しているわけですし、「駅伝偏重が…」というのは、言い訳にもならないのではないかと思います。


とはいえ、本来日本の長距離界を引っ張っていける実力のある選手が、駅伝で燃え尽き気味なことは問題ですし、陸上界全体で「駅伝を利用していかにマラソンに結びつけるか」を考える時期に来ているのではないでしょうか。


関係者の皆様は、文句ばかり言わず、打開策を考えなければ、ますます衰退するばかりです。


文句だけなら評論家でも言えるわけですし、専門家なら専門家らしく、打開策を考えて欲しいですね。