「少年時代はドリブルだけさせておけばいい」

そうゆう考え方の下

指導をしているクラブは

まだ多くあるように思います。



全否定はしませんが

それで失われるものの

弊害も多くあるように私たちは考えます。


技術がある選手=ドリブルが上手い選手

という考えが日本では浸透している感じがしますが

技術はドリブルだけなのでしょうか?


「いいファーストタッチができる」

「20mのパスが正確に出せる」

「マークを外してボールを受けれる」

「体をいれて上手くディフェンスができる」

これらも立派な技術だと思うのです。



海外に挑戦しにいく日本人選手で

「ドリブルが得意です!」

と言って自信満々にトライアウトを受けに来る

選手を何人も見たことがありますが

全く何もさせてもらえずに

帰国していくというケースがほとんどです。


その理由として挙げれらるのは

①相手のディフェンスの質の違い

(日本でやってるコーンドリブルでは当然通用しません)

②ボールの受け方が分からずにドリブルする場面すらない

(サッカーの原理原則が分かっていないようでは話になりません)

③ドリブルできたとしてもその後のシュート、パスが下手

(サーカスのようなドリブルテクニックだけでは役立ちません)



日本の小学生年代の試合では

スーパースターのように扱われていても

中学、高校と年代が上がるに従って

当然ドリブルだけでは通用しなくなっていきますし

さらに世界規準という視点で考えたら

ドリブル指導だけでは

明らかに手遅れで

フットボールの世界から取り残されていくことに

なってしまうのです。


私たちはドリブラーではなくて

フットボーラーを育てるべきだと思っています。