レスリングが2020年のオリンピックの実施競技から外れる候補になったことについて、JOC=日本オリンピック委員会の竹田恒和会長が取材に応じ、「選手のことを考えると非常に胸が痛い思いだ。元のオリンピックスポーツに戻ることは多くの日本人が望んでいるし、私も同じです」と話しました。その一方で、竹田会長は、IOC=国際オリンピック委員会の5月の理事会でレスリングを含めた8つの競技の中から絞り込みが行われることに関連して、「枠は1つです。野球やソフトボールが入るのか、日本発祥の空手が入るのか。いずれかのスポーツに特化してJOCが応援するということはなかなか難しい」と話しました。そのうえで、竹田会長は、2020年のオリンピックに向けた東京の招致活動への影響については、「どのスポーツが入る、どのスポーツが抜けるということが、立候補している都市への影響につながることはないと思う」と否定的な見解を示しました。