1/6(土) 中学生軟式野球教室1-1を行いました。
ウォーミングアップ、マシン打撃を行っています
今回の教室では、「バットを持つ上側にある腕(投球を捕らえる腕)の使い方」について指導いたしました
選手達の「スイング軌道」を見ていますと、ヘッドが下がって下から出たり、外側から遠回りして出たり、上から被さるように波打って出たりする場面を多く目にします
これはバットを持つ上側にある腕の使い方が悪い場合に見られる症状です
これまでのバッティング練習では・・・
①軸足の使い方②スタンス幅③ステップ足の使い方④体全体の使い方⑤スイングのスタート地点(トップの位置)⑥インパクト部分⑦スイングスピードの上げ方⑧バットを持つ下側にある腕(スイングを導く腕)の使い方
について指導してきました
ただ、そこまでどんなに正しい動作を行ったとしても、最後の最後でバットを持つ上側にある腕(投球を捕らえる腕)の使い方を間違えてしまうと、自身が持つ技術や生み出したパワーを「スイングに乗せてやる」ことは出来ません
(1)スイング軌道を安定させる
(2)確実に投球を捕らえる
(3)生み出したパワーをスイングに乗せてやる
ためには・・・
⑨バットを持つ上側にある腕は「地面に対して垂直」に(真っ直ぐ立てて)出してやる
と良いです
投球に対して素直にバットが出るスイング軌道になりますし、バットが体の一部分となり「ボールを捕まえる」という感覚を養うことが出来るようになります
また、最後の最後で「バットを押し込む」ことが出来るため、打球が「最後に一伸び」してくれたというバッティングが出来る腕の使い方です
ただし、こればかりを意識しすぎてしまうとバッティングフォームを大きく乱してしまうことがあります
バットを持つ上側にある腕の使い方を練習する際には・・・
(Ⅰ)体が投手方向に向くのが早くなってしまう(トップの位置が崩れ、体の開きが早くなる)
(Ⅱ)ステップと同時に上体が突っ込む(下半身の体重バランスが崩れる)
ことに注意しなければなりません
あくまでも下半身から順序よく体を使ってきて、最後の最後にバットを持つ上側にある腕の使い方があるということを間違ってはいけないのです
選手達が間違った道へ行ってしまわないよう引き続き気を付けて見ていかなければならないですが、これも非常に大切なポイントになります