まだ生きてます...
先週は忙しくてなかなかブログがかけず...
今週も忙しいのであまりかけないかもしれません...
で、今日はなかなか書かないインプレ記事を。
最初に断っておきますがワタクシ、あまり褒めるのが上手ではないもので結構辛口なインプレが多いです。
そして、私の意見がすべてではありませんので自分に合うかどうかはご自分で判断をお願いいたします。
ただ、お店で売りたいから良いことを書くとかそういったことはしません。それではインプレになりませんので。
私が使ったうえで正直な感想となります。
さて、今回のインプレはグロータックで取り扱いのMAGENE EXAR TPUチューブ。
昨今、問い合わせの多くなってきたポリウレタン製の軽量チューブ。価格面で手の出しにくかったTPUチューブをかなりの格安なお値段で買える注目のチューブです。使用可能タイヤは23~28C。
特に今回のこのEXARチューブ、リムブレーキの宿命である熱に対してはかなりの自信があるようです。
メーカーサイドで以下のようなテストをしてクリアしたのはEXARだけと自信満々。これは期待できそうです。
直線速度12.5km/hで走行し、ゆっくりとブレーキをかけ、リムのブレーキ位置の温度が240℃になるまで監視し、この温度で10秒間保持する。その後、ブレーキを解除し、リムの温度が60℃以下になったら、テストを繰り返す。このテストは合計3回繰り返す。
テスト終了後、タイヤの空気圧をチェックし、インナーチューブの外観をチェックし、24時間後に空気をいれて気密性を再テストする。
EXAR TPUチューブはこのテストにクリアしたが、競合の他社製のTPUチューブはこのテストをクリアできなかった。
6月初めに入荷したので早速自分のバイクにインストール。
ちなみに元のスペックは内幅16.9ミリのカーボンリムをチューブレスレディの28Cタイヤで運用していました。
ブレーキはディスクブレーキです。
インストールするにあたり、チューブレスレディ用のリムテープは剥がして通常の新品リムテープに、タイヤは同じものを使用するので内側に残っていたシーラントを軽く洗浄しております。
しっかり説明書をよみ、当然タイヤをはめるときは工具などは使用せず手ではめております。
そして説明書通りにゆっくりと手押しのフロアポンプで空気圧を上げていきます。
さて実際に乗った感じですがチューブレスと比べても固くなった感じは感じられませんでした。
そして重くなった感じもありません。
グロータックのHPにもありますがチューブレスのシーラント分よりもEXARチューブの方が軽いのでそれは当然ですね。
最初の感想としては合格!持ち運びもかさばらないし、全部のバイクにEXARチューブを入れてもいいなと思いました。
しかしです。
致命的な問題がありました。それは私の場合、28Cタイヤで運用しているということ。
インストールした日は片道10キロの通勤をEXARチューブを入れたバイクで帰宅。
次の日、後輪がパンクしました。
普段、滅多にパンクしないので珍しいなと思いつつ、パンクの原因を探るべくホイールからタイヤチューブをはずしてチェック。
すぐにパンクの原因がわかりました。
バルブの少し離れたところにチューブの貼り合わせ部分があるのですがそこのすぐ隣から。
貼り合わせ部分は2重になっているので空気を入れても周りの部分より膨らみにくくなっています。
そこの両サイドが伸びてしまって穴が開いている状態。
これはタイヤの中でチューブがふくらみすぎているのが原因です。
画像では2本ありますが約1週間使用後に前輪も同じ症状で穴が開きました。
というわけでここで私のテストは終了。
今のところタイヤをもっと細いものに交換する予定はないのでまたチューブレスに戻しました。
結果としては乗り心地や踏み出しの軽さ、加速感などではネガティブなことは感じられず、むしろ良い印象でした。
25Cまでのタイヤ使用でしたらオススメします。特にレース出られる方でチューブレスは嫌!という方には。
25Cでしたら今回の私のようなトラブルはおそらく回避できるかと。
しかし、最近の極一部のワイドリム使用の場合は気を付けてください。
で、28Cタイヤ使用の方にはオススメできません。
きっと私と同じことになるでしょう。
そしてちょいとテストも。
お客さんが穴をあけてしまったチューブのパッチ修理テスト。
MAGENEでは専用のパンク修理キットをラインアップしていないので今回はPANARACERのイージーパッチを使用してみました。
実はこれ、良く見るとブチル、ウレタン、ラテックスとなんでも使用可能。
修理後、1週間。普通に乗れてます。
若干、シワがよっているような箇所がありますがはがれるような気配はありません。
どうやらイージーパッチ、ちゃんと使えそうです。
*2024、4、26追記
実はこの記事を書いたあと、なぜパンクしてしまったんだろう?とずっと考えており、確認してみたいところがありホイール入れ替えに伴い、再度EXARチューブを使用しています。
今回のホイールは内幅20ミリ、前回が16.9ミリだったので内部のエアボリュームがだいぶ増えた分、チューブも膨らんでいるものと思われます。
既に2週間、200キロ以上使用していますが当初みられたパンクには見舞われていません。
本日チェックのためにチューブを引っ張り出してみました。
前回問題になったチューブ溶接部まわりの伸びがパンクしたものよりも少ないようです。
タイヤはまだ前回と同じ28Cタイヤを使用。
さて、前回と今回で何が違うのでしょうか?
実は前回は28Cタイヤということもあり空気圧は最初から6キロ以上入れることはありませんでした。
そこで思ったわけです。
もっと空気圧を上げてみて溶接部ごと伸びるようにできないものか?
そうすれば溶接部と通常部分の伸びの差が小さくなるのでチューブの一部分が伸びて穴があいてしまうのは避けられるはずです。
というわけで今回は最初の数日間は空気圧7キロ固定。
これで溶接部が伸びるかどうかはわかりませんでしたがとりあえずチャレンジしてみました。
その結果が上画像。
そんなにひどく伸びている感じではないのでどうやら大丈夫そうです。
もう少し使ってみて何も問題内容であればこのまま運用予定です。
また問題あれば更新します。