寺子屋師範の独り言 | 寺子屋師範の独り言

寺子屋師範の独り言

日常生活で心と身体で感じたことを
       素直に綴って行きたいと思います。

県外在住で高校男子部活生と取り組んでいます。

小学生の時には全国の決勝で戦った実績がありますが、しかし、年齢を重ねるに連れて活躍出来なくなる機会が増えて(コロナの影響もありました)「あいつも鳴かず飛ばずやな‼︎」と周囲から声が聞こえて来ることもあったそうです。

悪い使われ方をするとずっと、活躍することもなく、人から忘れられたようになっているさま。」

小学生の頃から彼の保護者とSNSで繋がっていたので、彼の様子はその時から知っていました。

身体は決して大きくなく、むしろ小さい方。

そんな彼が何故全国の決勝で戦って来たか⁈

それは、小学生時期に身体能力が抜群だったこと。

なので、高校生くらいになって体力がついてから習得する技術をその時点で身につけてしまいました。

身につけたのではなく、身につけてしまいました

と表現したのは、これが彼の成長期に伸びが止まった原因の一つだと考えています。

小学生の時はフォームは大切ですが、細かい技術を身につけてしまうと、高校生以上になり体格が出来たあたりで上手く表現出来なくなる傾向があります。

クラムジーに似た現象。

なので、普段の私は小学生の頃は今の体力を活かしたフォームと躍動感を出せればいいと(もちろん私の個人的な考え方)思って取り組んでいます。

早熟と言われる選手たちの傾向の一つ。

小学生の頃の彼は、先生も親も本人も凄い!と思ってしまった(実際に凄いのですが)

そしてコーチも必要以上に教え込んで親も期待し過ぎた。(高校生くらいで習得する技術を小学生で身につけさせた)

本人は自分は凄いのだからカッコ悪い姿を見せたくなかった。

負けを認められなくなった→段々と勝負をしなくなった。

プログラムを始めるにあたり、選手、保護者、私で何度も何度も話し合い、打ち合わせをしました。

⭐︎もう一度あの舞台で戦いたいと今は思わないこと

⭐︎期待しすぎないこと

⭐︎周りを無視すること(外野の声を聞かない)

S1を変更してスタートしました。

先日の都道府県予選では1年生ながら地区大会へ進出。しかもインハイ切っています^^;

やっぱりセンスは抜群^ ^

勉強最優先なので今のところ水泳は来年の夏までの予定です。

シーズン中は学校のプールで、シーズンオフは公共のプールで。

自分でメニュー考えて取り組んでいます。

今はオンラインでいつでも繋がるので、離れている感覚は全くありません。

先日、保護者からこんなメッセージをいただきました。

私の表現力、言葉の使い方が下手くそで、そして方言と…^^;

「コーチの言いたいのはこういうことだろう?ニュアンス的に解釈をして自分に取り入れている」と。

嬉しいと思ったと同時に、やはり彼のポテンシャルは高いと再認識。

「鳴かず飛ばず」

近い将来活躍する機会に備えて行動を控えておき、活躍の機会を待っている様子

きっとこちらになりますね!

素晴らしい塾生がここにもいます。



https://www.sports-terakoya.com/pages/4455016/page_202012111541

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