2015年6月28日日曜
栃木県那須で開催された全日本選手権に参加しました。
コースは16km(アップダウン多)×8周
日本一を決める大会なので強者揃い
雨予報で天候が心配されましたが、晴れ間もみえる曇りに回復
路面もドライです
***************
始まりは4月のチャレンジロードで出場権を得たこと
わーい全国大会
ってお気楽に思っていたけど、実はスゴイ大会だった
補給があるし、いろいろとあるからとチームの先輩方が応援サポートに来てくださるという
いくら関東圏とはいえ、遠い
大事な時間を割いて…
ありがたや~ありがたや~
そんな大舞台に参加するからには全力を尽くしたい
だからアップダウンを中心に練習してきた
一生に何度もあることじゃないので、母も旦那も応援に来てくれた
目標は「完走」
なんだ完走
と思うかもしれないが、日本トップクラスの選手ばかりなので、私にとっては完走でさえ大きな目標なのです
どうしたら完走できるか
序盤の1~1分半、中盤の5分、最終10分の足切りにあわず、ゴールできれば完走となります
*****************
この日のためにもうずーっと緊張しっぱなし
当日の朝、自転車にゼッケンプレートつけようとしても手が震えてうまくできない始末
監督に助けてもらって事なきを得ます
旦那や母にも落ち着けと何度も笑われました
車検、ドーピング検査書類の提出
サインシートにサイン
キャプテン、監督、チームメイトと共にアップ&試走へ
時間の関係で途中で折り返し
こういった判断も一人ではドキドキで難しかっただろうな~
心強い
整列します
チームメイトが一緒なのでしゃべってリラックス
さあ、いよいよ始まります
ローリングスタートからピリピリ感が伝わってきます
写真提供:Kensaku Sakai
役場を過ぎてローリング解除
ペースアップに備えて集中
ん思ったよりペースは上がらない
どうやら牽制しあっているよう
いつどんな動きがあっても対応できるように先頭が見える所に位置取り
ローテが回ってきても長くは牽かず温存
登りでアタックくるんじゃないか
っ注意してたけど、特に何も起きず
むしろ牽制でスローペース
1周目、2周目と無難に過ぎていく
今回はアップダウンが多く、登りで離される可能性が高いと考えた
登りは前に位置取りして入り、無理せず登り遅れは下りで取り戻すように心掛けた
蒸し暑いのでこまめに水分補給
補給も毎周少しずつようかんを食べる
スローペースのおかげで練習で学んだことを思い出しながら実践に移すことができた
4周目に入るときにAさんに次周の補給をお願いした
うまく伝えられたか不安だったが、ちゃんと伝わっていた
補給があるレースはほとんどない
私はこのレースが初めて
補給場所前は集団がぐちゃっとし危ないな~と思っていた瞬間、突然前者がブレーキ
私もブレーキ
後ろも…と連鎖的にブレーキ
本当にぶつかるかと思った
落車にならなくてよかった~
そしてレースは淡々と進む
5周目に入る前に1本目のボトルは空に
ボトルを捨てていいのは補給場所辺りのみ
初めての補給の受け取り
ミスがあってはならないので集団の先頭付近へ
まずはボトルを捨てる
そして補給を受け取る
前に出たおかげで焦らず着実にできた
集団への復帰も先頭寄りででき、ひと安心
ただ、受取時にAさんに手が当たってしまった
ごめんなさい
集団内で位置取りを中盤にすると、風の抵抗がなくなる
しかし、周囲との距離感に気を遣う
何度も自転車が体に当たったのを感じた
5周目には3人が逃げ始める
しかし、集団は容認
簡単にタイム差が1分半に…
バイクの係員さんがパネルでタイム差を知らせてくれるので容易に分かる
しばらくタイム差は変わらない
集団はところどころでスピードが上がるようになってきた
坂の途中でアタックがかかり変速音が響く
私も遅れず変速し、スピードアップについていく
張りつめた空気に響く変速音が忘れられない
6周目に入り、じわじわと脚に疲れが出始める
左側のお尻の付け根が痛み始める
走り方を変えながら一ヶ所に疲れがこないように気をつける
逃げとの差は変わらず、集団には焦りはない
むしろ牽制しあい、誰がどこで仕掛けるかで緊迫
ちょっとしたアタックがあっても集団がバラけるほどの強烈なものではなかった
7周目
あまりの牽制具合に自然と先頭まで出てしまった
そのままローテし、集団中盤に下がる
国道を過ぎて、登りにさしかかったところでアタックがかかる
ダンシングしながらスピード変化に対応
しかし、登りの後半で失速
集団からやや距離ができる
下りで踏んで集団に追いつく
しかし、間髪入れず再び登りでアタックがかかる
必死に登るも集団から千切れてしまい、下りで追いかける
千切れた3~4人でローテしながら前を追う
写真提供:Kensaku Sakai
最終周に突入
下り途中の登りでは先頭集団がまだ見える
必死に踏んでローテします
しかし、このペースが私にはオーバースピードだったよう
アップダウンの区間に入ると足売り切れ状態でローテできず
なんとか食らいつくものの足がピクピクし始める
一生懸命回しているのに進まない
徐々に離れてしまい、単独に
写真提供:Kensaku Sakai
あと1つ長い登りをクリアすればゴール
と思ったら女子の先頭ゴールのため男子にニュートラルがかかり、登り始めのところで待機してる
先行の女子が通ったあと、道幅いっぱい男子が広がったので道が塞がれてる
「通ります」って叫びながら近づくもなかなか声が届かずブレーキ
なんとか気づいてもらえて道を開けてもらい坂を登り始める
しかし、男子のニュートラルも解除され左側に男子の大集団
右側をそのまま走行し続け男子の集団が過ぎ去るのを待ちます
その男子の後方に女子が4人
混じりたかったけど、登り途中でうまくスピードをあげられずごぼう抜きされる
それでも単独でラストスパート
下ハンもってダンシング
ゴール
なんとか完走できました
ゴール後、自転車から降りたものの足が震えて全く動けず
自転車を杖にしておばあちゃんみたい
足が上がらなくて自転車を跨げない
監督がペットボトルのコーラをくれたのに、蓋が開けられず
そして走りきれた喜びからか、終わった安堵からか自然と涙が…
結果は24位/完走26人(出走41人)
結果をみれば、下から2番目のただの完走
それでも自分の力を出し切って走りきれたのでよかったと思います
今回はキャプテンからホイールを借りたおかげで予想以上によく進み、ホイールに助けられました
道具でこうも違うものかと…
ありがとうございました
改めて振り返ってみると…
有名選手と肩を並べて走ることができ、全力を尽くして完走できたので嬉しかったのは間違いない
でも、リザルトをみるとやっぱり悔しい
これが実力の差というのは明らか
千切れることなく最後まで集団に残り、コンマ何秒って接戦を繰り広げられるようになりたいね
課題は山程ある
またこれから頑張っていきます
最後になりますが、
遠路はるばる那須まで応援サポートにきてくださったチームの方々
支えていただいたからこそ頑張れました
本当にありがとうございました
一緒に練習してくださった方々、激励のメッセージをいただいた皆様
応援いただいたことで、パワーになりました
ありがとうございました
栃木県那須で開催された全日本選手権に参加しました。
コースは16km(アップダウン多)×8周
日本一を決める大会なので強者揃い
雨予報で天候が心配されましたが、晴れ間もみえる曇りに回復
路面もドライです
***************
始まりは4月のチャレンジロードで出場権を得たこと
わーい全国大会
ってお気楽に思っていたけど、実はスゴイ大会だった
補給があるし、いろいろとあるからとチームの先輩方が応援サポートに来てくださるという
いくら関東圏とはいえ、遠い
大事な時間を割いて…
ありがたや~ありがたや~
そんな大舞台に参加するからには全力を尽くしたい
だからアップダウンを中心に練習してきた
一生に何度もあることじゃないので、母も旦那も応援に来てくれた
目標は「完走」
なんだ完走
と思うかもしれないが、日本トップクラスの選手ばかりなので、私にとっては完走でさえ大きな目標なのです
どうしたら完走できるか
序盤の1~1分半、中盤の5分、最終10分の足切りにあわず、ゴールできれば完走となります
*****************
この日のためにもうずーっと緊張しっぱなし
当日の朝、自転車にゼッケンプレートつけようとしても手が震えてうまくできない始末
監督に助けてもらって事なきを得ます
旦那や母にも落ち着けと何度も笑われました
車検、ドーピング検査書類の提出
サインシートにサイン
キャプテン、監督、チームメイトと共にアップ&試走へ
時間の関係で途中で折り返し
こういった判断も一人ではドキドキで難しかっただろうな~
心強い
整列します
チームメイトが一緒なのでしゃべってリラックス
さあ、いよいよ始まります
ローリングスタートからピリピリ感が伝わってきます
写真提供:Kensaku Sakai
役場を過ぎてローリング解除
ペースアップに備えて集中
ん思ったよりペースは上がらない
どうやら牽制しあっているよう
いつどんな動きがあっても対応できるように先頭が見える所に位置取り
ローテが回ってきても長くは牽かず温存
登りでアタックくるんじゃないか
っ注意してたけど、特に何も起きず
むしろ牽制でスローペース
1周目、2周目と無難に過ぎていく
今回はアップダウンが多く、登りで離される可能性が高いと考えた
登りは前に位置取りして入り、無理せず登り遅れは下りで取り戻すように心掛けた
蒸し暑いのでこまめに水分補給
補給も毎周少しずつようかんを食べる
スローペースのおかげで練習で学んだことを思い出しながら実践に移すことができた
4周目に入るときにAさんに次周の補給をお願いした
うまく伝えられたか不安だったが、ちゃんと伝わっていた
補給があるレースはほとんどない
私はこのレースが初めて
補給場所前は集団がぐちゃっとし危ないな~と思っていた瞬間、突然前者がブレーキ
私もブレーキ
後ろも…と連鎖的にブレーキ
本当にぶつかるかと思った
落車にならなくてよかった~
そしてレースは淡々と進む
5周目に入る前に1本目のボトルは空に
ボトルを捨てていいのは補給場所辺りのみ
初めての補給の受け取り
ミスがあってはならないので集団の先頭付近へ
まずはボトルを捨てる
そして補給を受け取る
前に出たおかげで焦らず着実にできた
集団への復帰も先頭寄りででき、ひと安心
ただ、受取時にAさんに手が当たってしまった
ごめんなさい
集団内で位置取りを中盤にすると、風の抵抗がなくなる
しかし、周囲との距離感に気を遣う
何度も自転車が体に当たったのを感じた
5周目には3人が逃げ始める
しかし、集団は容認
簡単にタイム差が1分半に…
バイクの係員さんがパネルでタイム差を知らせてくれるので容易に分かる
しばらくタイム差は変わらない
集団はところどころでスピードが上がるようになってきた
坂の途中でアタックがかかり変速音が響く
私も遅れず変速し、スピードアップについていく
張りつめた空気に響く変速音が忘れられない
6周目に入り、じわじわと脚に疲れが出始める
左側のお尻の付け根が痛み始める
走り方を変えながら一ヶ所に疲れがこないように気をつける
逃げとの差は変わらず、集団には焦りはない
むしろ牽制しあい、誰がどこで仕掛けるかで緊迫
ちょっとしたアタックがあっても集団がバラけるほどの強烈なものではなかった
7周目
あまりの牽制具合に自然と先頭まで出てしまった
そのままローテし、集団中盤に下がる
国道を過ぎて、登りにさしかかったところでアタックがかかる
ダンシングしながらスピード変化に対応
しかし、登りの後半で失速
集団からやや距離ができる
下りで踏んで集団に追いつく
しかし、間髪入れず再び登りでアタックがかかる
必死に登るも集団から千切れてしまい、下りで追いかける
千切れた3~4人でローテしながら前を追う
写真提供:Kensaku Sakai
最終周に突入
下り途中の登りでは先頭集団がまだ見える
必死に踏んでローテします
しかし、このペースが私にはオーバースピードだったよう
アップダウンの区間に入ると足売り切れ状態でローテできず
なんとか食らいつくものの足がピクピクし始める
一生懸命回しているのに進まない
徐々に離れてしまい、単独に
写真提供:Kensaku Sakai
あと1つ長い登りをクリアすればゴール
と思ったら女子の先頭ゴールのため男子にニュートラルがかかり、登り始めのところで待機してる
先行の女子が通ったあと、道幅いっぱい男子が広がったので道が塞がれてる
「通ります」って叫びながら近づくもなかなか声が届かずブレーキ
なんとか気づいてもらえて道を開けてもらい坂を登り始める
しかし、男子のニュートラルも解除され左側に男子の大集団
右側をそのまま走行し続け男子の集団が過ぎ去るのを待ちます
その男子の後方に女子が4人
混じりたかったけど、登り途中でうまくスピードをあげられずごぼう抜きされる
それでも単独でラストスパート
下ハンもってダンシング
ゴール
なんとか完走できました
ゴール後、自転車から降りたものの足が震えて全く動けず
自転車を杖にしておばあちゃんみたい
足が上がらなくて自転車を跨げない
監督がペットボトルのコーラをくれたのに、蓋が開けられず
そして走りきれた喜びからか、終わった安堵からか自然と涙が…
結果は24位/完走26人(出走41人)
結果をみれば、下から2番目のただの完走
それでも自分の力を出し切って走りきれたのでよかったと思います
今回はキャプテンからホイールを借りたおかげで予想以上によく進み、ホイールに助けられました
道具でこうも違うものかと…
ありがとうございました
改めて振り返ってみると…
有名選手と肩を並べて走ることができ、全力を尽くして完走できたので嬉しかったのは間違いない
でも、リザルトをみるとやっぱり悔しい
これが実力の差というのは明らか
千切れることなく最後まで集団に残り、コンマ何秒って接戦を繰り広げられるようになりたいね
課題は山程ある
またこれから頑張っていきます
最後になりますが、
遠路はるばる那須まで応援サポートにきてくださったチームの方々
支えていただいたからこそ頑張れました
本当にありがとうございました
一緒に練習してくださった方々、激励のメッセージをいただいた皆様
応援いただいたことで、パワーになりました
ありがとうございました