今日は、人権の研修会でした。



内容は・・・まず、調理実習。


馬の肺(ふわふわと言います)と、

こさぎ肉(骨からこさいだ肉)を使って。


料理を作るのが仕事ですから、

まー、初めての食材でも、

だいたいのことはできます。



面白かったのは、

校長先生や事務の先生など、

年配の男性の先生方の様子。


「どうしていいか、何から手を付けていいのかわからない!」

というご様子。


フライパンに油をしく、という、

たったそれだけのことでも、

どのくらい入れていいのか、わからない様子。


ましてや、

生姜の量とか、

調味料の量なんて、

全く見当がつかない様子で、

不安げでおどおどされている姿が、とてもほほえましかったです。


火の加減なんて、思いもつかないようで、

最初につけた強火MAXのまま、ガンガン料理されていました。



頼りにされて、いい気分でもありました(笑)

(料理以外で、学校で頼りにされることなんて、ないからなぁ・・)





食肉センターにお勤めの方は、

命に一番身近にいるからこそ、

その命を無駄にしないように、

「鳴き声以外はすべていただく」

という、食文化があるそうです。


肺なんて臓器を食べたのは初めてですし、

とっても勉強になりました。

(おいしかったですよ!)





調理実習の後は、

食肉センターにお勤めの、坂本さんという方が出演される

DVDを見ました。


この方、

以前もご紹介しましたが、

この本に出てこられる方です。

いのちをいただく/内田 美智子
¥1,260
Amazon.co.jp

この本、とってもとってもおすすめ。


子どもにも読める本です。

何度読んでも、涙がにじみます。


以前の学校で、プロジェクターで映して、

給食集会で読み聞かせをしました。



坂本さんについては、

こちらにも紹介があります。

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/lifestyle/shoku/plus/post_64.shtml




「動物の命を殺す職業だから、怖いから近寄るな」

などと言って、差別されてこられた歴史がありますが、

怖いのは、「知らないこと」。


本当は、先ほども書きましたが、

命に一番身近におられるからこそ、

とても命を大切にされている、ということ。




坂本さんは、ご自分の休みを使って、

講演活動もされています。


機会があったら、ぜひお話を聞かれてみてください。

本とはまた違った、

とてもじ~んとくるお話もいっぱいです。




動物はもちろん、植物も、

私たちが口にしているものは、

「塩」以外はすべて、

調味料も含めて、

すべて、もともとは命があったもの。


植物も、私たち人間が食べなければ、

大きくなって花をさかせ、

種を残し、

次の世代へと、命をつないでいくものです。


(化学物質は違いますけど)


無駄にせず、ありがたくいただかないとなーと、

改めて感じました。