今日25日は、今後の日程の都合もあって、実は15年ぶりに福島県会津地方まで乗り鉄してきたのですが、そちらの記事は少し編集するのに時間がかかりそうなので、先に「今夜の一曲」行こうと思います。

 

今回取り上げる曲は、我らがドリカムが1992年に発表した「国民的な楽曲」である「決戦は金曜日」です。

 

 

ですが、人によってはこの曲に激似だとか、

 

 

そうでなくても、アース大好きな正人さんのことですから、この曲のベースラインが基になっていることくらいは、私だって認めます。

 

 

こういった類似したダンス・クラシックスの存在を理由に、ドリカムが嫌いな人はもとより、ドリカムファンですら「決戦は金曜日」について、したり顔で「パクリ」だの「こんな曲は本当のドリじゃない!」とか言ったりするようです。

 

でも、待ってください。

 

決戦は金曜日の歌詞を作詞したのは、間違いなく吉田美和ですし、歌っているのも吉田美和です。

そして、曲全体のアレンジを担当したのは中村正人です。

この3点だけは、どう転がっても彼らの「オリジナル」なのです。

 

そこで、改めて先入観を排して、3つのYouTubeを聴いてみてください。

皆さんが一番支持できる曲は、どれですか?

 

さて、ここで私の考えを述べたいと思いますが、

歌モノの音楽は、歌っている人と歌詞が違えば、既にまったく別な楽曲(バージョン)だと考えていいと思います。

しかも、「モチーフやコード進行がかなり似ている」だけで、「決戦は金曜日」という曲の全体像は、実際には「got to be real」とも「LET'S GROOVE」とも、全然違うのです。

 

このような場合には、私は「歌ったもの勝ち」だと思っております。とにかく、その人のモノとして歌った人が「偉い」んですよ。爆  笑

JUJUのカヴァー物が広く評価される理由も、ここにあります。

 

一番肝心なのは、こういったダンス・クラシックスに「確信犯的に」激似な楽曲を作ってしまった中村正人が、当該の楽曲に対して最大の敬意を払っていることなのです。

#:ちなみに、2004年に出た「朝日の洗礼」という曲は、もっと「LET'S GROOVE」に似ております。笑い泣き

 

従って、このようなケースは悪質なパクリではなく、良いオマージュだと考えて良いのではないかと思われます。

大体がポピュラー音楽なんて、そもそも選択肢は1オクターブに12音しかなく、それもコード進行の理論に従って作るのですから、どこかは似ているのが当たり前だと思います。

 

吉田美和が作詞し、歌う「決戦は金曜日」は、間違いなくいい曲です。こういったことに関して、難しく考えたところで、幸せになれるとは思いません。