だからさぁ、「日の丸を背負っているから論外」とかそういうことじゃないんだってば。
本当にくだらない。いつからスポーツは国粋右翼の手先に?って思うよ。
スポーツほど、国境を超えて交流できる分野も他にないのに…。
基本的に今回問題になった選手たちは、人間としての「オン」と「オフ」の切り替えができてない、それだけの問題なんです。
わかりやすくするために、こういうケースを考えてほしい。
1:4選手がプライベートで訪れたインドネシアで、そのような行為をした
2:一般人がプライベートで訪れたインドネシアで、そのような行為をした
3:4選手がプライベートで訪れた日本のユニフォームを着て、そのような行為をした
4:一般人がプライベートで訪れた日本のユニフォーム(レプリカ)を着て、そのような行為をした
人によっては、1から4まで全部アウトという人もいるだろう。
でも、私的には女性の尊厳を大切にしている限り、1から4まですべてOK。
だって「プライべート」だもの、公費も支給されない訳だからね。
もっとはっきりさせるために書くと、この5と6の比較です。
5:一般人がプライベートで訪れたインドネシアで、ゴムなしでそのような行為をした
6:4選手がプライベートで訪れたインドネシアで日本のユニフォームを着てそのような行為をしたが、ゴムはしていた
加藤鷹に聞くまでもなく、5.のほうが人としての罪は深いよ。
だいたいが「日の丸を背負って」とか思ってるのは勝手だが、所詮はただのスポーツバカのあんたがたに日本を代表されていると思っている国民のほうがはるかに少ないんだからさ。
もっというとね、このインドネシアって国にもかなり問題はありますよ。
昔からこの国はいうなれば日本の経済植民地で、だからこそ日系人も多いわけ(本件で選手たちに女性をあっせんしたのは日系人ですからね)。
そういう国では、「女性が日本人と金銭を介して××をする」っていうことにおいて、たとえばアメリカやヨーロッパでは絶対に許されないようなことが平然と許されてしまう可能性は、非常に高いと言わざるを得ないわけさ。
だから、まずインドネシアの側も日本の経済植民地を脱することと、女性の人権が守られていること、この2つを世界に証明しなきゃダメなの。
私は東南アジアってもともと世界一大嫌いな地域なんだけど、その理由が昔から蔓延る「日本人による現地の方の性の買い叩き」(性以外も買い叩いているのでは?という指摘はごもっともだが、ここではそれは問題にしないことにしよう)なんだよな。
けど、それはこれらの国が近代国家として自国の労働者を守れていないことでもあるわけ。
性風俗関係者だって、立派な労働者なんです。だから、普通は日本のまともなお店では(日本のマナーを守れそうにもない)外国人の客は受けないでしょ?それは、日本がちゃんと自国の労働者を守るためにしていることなんだよ。性の文化、および女性の尊厳に対する標準的な価値観は、残念ながら世界共通とはいかない部分が多いからね。
ゆえにこういう事件において、もし売り買いの両側が罰せられないのであれば、それは本当はおかしいよ。
女性の尊厳、それは基本的人権の中でもかなり大きな位置を占めていて、世界共通の価値のはずなのだから。
最後に言っておこう。
「スポーツバカに日本は代表させられないし、そういう意味ではこの国の体育会系は、どいつもこいつも教育が全くなってない」
ありがとうございました。