猛烈に暑いし、お金もない。
水遊びは危険だし疲れるので、もう少し間を開けたい。
でも、いい加減部屋の中にいるのも不健康だし飽きた。
そんな私が、久々に企画した
「ただの乗り鉄(それも特に新しい線に乗るわけでもなければ、遠くの地方まで行くわけでもない)だけの旅」。
今のエネルギーと気候からすれば、分相応な気分転換法だと思い、実行してきました。
この写真まで、
自宅最寄駅から小田急線急行で代々木上原駅、
千代田線乗り換えで大手町駅、半蔵門線(押上方面)乗り換えで水天宮前駅
最近連絡扱いになったばかりの
水天宮前=人形町(ただし地上乗換)
を使ってみました。
地上の街は、まさにザ・下町っていうか江戸でした。
日比谷線は上野まで。
ここからあえて浅草の一歩手前の田原町まで、実に久々となる銀座線に乗りました。
外見はニュースなどで知っていたので、さほど驚きませんでしたが、
これにはびっくり!
路線が短い銀座線ならではですね。
田原町からは国際通り沿いに、つくばエクスプレスの浅草駅のほうに歩きます。
途中地下駐輪場なども通りながら、無事到着。
でも、筑波山に行くのはテーマに違反するのでダメ。
結局反対側の出口に出て、東武鉄道・銀座線・都営浅草線が集まる「本来の」浅草駅に向かうのでした。
その道中で、
こんな広告を見つけました。さすが浅草。
霧島関好きだったんだよな。
結局、迷いに迷った私が最終的に選んだ「(本来の)浅草駅からの路線」は、3線のうち唯一の途中駅となっているここ。
都営浅草線です。
とりあえず、都営乗車証で都営線内はタダのはず。
たとえ押上までの短い区間とはいえ、170円以上の節約は小さくはありません。
…が。
最初の目的地である京成千原線ちはら台駅で、想定より多くの金額を引かれてしまって初めて気づいたのですが、
驚いたことに、その乗車証は2018年6月某日で有効期限が切れていたのでした!
しかし。ってことはよ、私の性格からしてここ2か月近く都営に乗る用事自体が存在していなかった、ってことだよね?
私は、すっかり神奈川県(っていうか多摩県)民が板についてしまったことを呪うのでした。
そのちはら台(千葉県市原市)はこんな場所でした。
一目は、いい雰囲気の郊外ニュータウンの駅なのですが、
駅の周りには…本当に何もないのです!
唯一の都会感を感じさせる、いい感じの「千原珈琲」も、
今日が土曜日だったせいか、閉店していました。
少し歩いたところに公園と住宅はあるのですが、駅周辺の店舗といえば歯医者と学習塾程度があるのみ。
10分ぐらい歩いたところにセブンイレブンといくつかのロードサイド店舗を発見しましたが、暑いうえに下手したら道に迷いそうなくらい、街に「特徴」がありません。
JR外房線の鎌取駅や誉田駅へのバスも出ているようでしたが、そこに行ったからって何になるの?という感じ。
残念ながら、30分くらいであっけなく退散しました。
まぁ、確かにこれじゃあ千葉急破綻するわな…。
ただ、アメーバ大喜利の内輪ネタで申し訳ないのですが、これには笑ったよ。
千原シニアさん…(笑)。懐かしい。
ともあれ、京成千原線・千葉線を幕張本郷駅で捨てて、総武線で西船橋に出て、
東西線の快速で大手町にとんぼ帰りしました。
ここまでで…やっと前半戦が終了です。
後半戦、まずは腹が減っては戦はできぬということで、
大手町駅構内(東西線と千代田線の間)のメトロのお蕎麦屋さんに寄りました。
ここ、結構美味しいんですよ。
そして、都営三田線の大手町駅で都営交通乗車証の発行について問い合わせると、
隣の神保町駅の定期券売り場が最寄りなので、そこでやってくださいとのことでした。
別にこれ自身は「決まり」なので仕方ないですが、
こういう時に、残念ながら東京都交通局は対応の感じが悪いですね。
あらためて、公営交通の問題点を感じました。
…で、発行するやいないやもう一度大手町駅に戻って、地下通路を歩いて天下のJR東京駅に行きました。
ここからは本当は上野東京ライン(北行き)系統の「特急」に乗りたかったのですが、
14:23発の「ときわ」号が全車指定席、という情報を得て諦めました。
こんな時間帯の下りの「ときわ」が全指だと?マジ?あり得んだろよ!
JRの特急料金って、理不尽なほどに指定席だと高いからね…。
結局、宇都宮行きに乗ってさいたま新都心駅で降りました。
東京駅の段階で、結構乗ってましたね。
対して、上野駅からの乗りは少なかったです。
そろそろ上野、本格的にヤバいんじゃないの?
今でこそ「スーアリ」で有名なさいたま新都心。
今日を含む5日間(!)連続で、私にはまったく何の個性も特徴も感じさせない(故に嫌いにすらなれない)E-Girlsのライブをやっていたようでした。まぁ、誰が誰だか分からないのがいっぱいいるから、経営者的には非常に効率よく儲かるんでしょう。きっと。
ただ、さいたま新都心にはその昔、世界で唯一の(オノ・ヨーコ氏公認の)「ジョンレノン・ミュージアム」があったんですよね。
ミュージアム内にはジョンゆかりの「軽井沢万平ホテル」のカフェがあって、ちょっとした大宮エリアの観光名所だったんです。
残念ながら、かなり前に閉館してしまったようですね。
スーアリ周辺。
まぁこういう都市景観、私は嫌いではありません。
これはもう一つのアクセス駅、埼京線北与野駅にあった案内です。
確かに「ジョンレノン・ミュージアム」の文字がテープで消されています。
北与野駅からは埼京線で新宿に戻って、マインズタワーのプロントでお茶をしながら携帯に電気を与えました。
その後しばらく小田急百貨店のデパ地下などに寄って、時間を調整。
最後を締めるに相応しいのは…やはり「この車両」しかありません。
もうお馴染みでしょうけど、
今年度ブルー・リボン賞最有力候補(たぶん)、小田急70000形「GSE」です!
偉大過ぎます。マジで。
今までの小田急の特急車のなかでも、いちばんバランスが取れた車両に思えますね。
今日は相模大野駅で降りました。
順序は前後しますが、記念までに京成線と埼京線の車両の画像を載せておきます。
確かに他の鉄道が通勤車なのに対し、小田急だけ特急車ですから「出来レース」のような感じになっていますが、
運賃に400円足した程度で、JR東日本や京成電鉄が小田急のGSEクラスの列車に30分以上も乗せてくれるとは私には到底思えませんので、やはり小田急沿線に住んでいてよかったと本当に思います。
ただ、この2つの車両は通勤車としては十分にいい出来の部類だとは思うのです。
言い換えれば、小田急の特急車の出来が数ある特急車の中でも頭一つ抜けている、ということにもなるかと思います。
というわけで、ほとんど中身のない「旅」ではありましたが、
気が付けば、地下鉄7路線にJR3路線、私鉄も2社線乗っているのでよしとします。
遠くの地方に行かなくても、(自分にとって未乗の)「新しい路線」に乗らなくても、
たとえば新しい乗換駅を試してみるだけでも、十分に「乗り鉄」としては新展開を開拓できるのだと思いましたね。
日比谷線は地上乗換を認めたら、急に乗換え駅だらけになったね♪ギラギラギラギラ☆