雌伏の地、東京ドームでまさかの連続完封勝ちの後、今日の阪神戦は投打ががっちりかみ合って4-2の制勝。

40試合ぐらい消化した時点でまだ2度目の3連勝とは寂しいが、これで借金は4、首位阪神も7ゲーム差。昨日までのチーム防御率3.29は、巨人と僅差のリーグ3位。実力的にも、まだまだ十分に上を目指せる位置だといえるだろう。

 

今日のゲームは、何よりバレンティンの「さすが」の一発と、フジテレビ(CS)で解説の金村さんが激賞していた「一発の確率が上がる」流し打ちの見事なタイムリーが効いた。山田も内野安打を含む3安打。もう大丈夫だろう。

 

投手陣、それに加えここ数年課題が指摘されていた野手陣の守備も非常に良かったように思う。今日のゲームは阪神側にもヤクルト側にも守備の好プレーが多かった。特に両軍のサード(阪神:鳥谷、ヤクルト:谷内)の守備が素晴らしく、こういう試合を見に行けたお客さんは勝敗を超えたプロの凄みを感じられるので、幸せだと思う。

 

応援的な意味では、大松の人気が凄いようだ。やはり広島撃ちの9日のサヨナラホームランが効いた。これであなたも全国区だ。

 

GW中の4連敗で今年はもうダメかと思ったが、打つべき人が打ち、チーム一丸で全力で守っての勝利で、ヤクルトらしくなってきた。あとは1・2番の固定(川端の復帰)が待たれるところだが、正直言って打線に関しては巨人よりはマシだと思うよ。あそこは3・4・5番以外固定できてないもんね。てへぺろ

 

由規のミラクルが呼び込んだ3連勝で、5月は8勝7敗と白星が先行した。いつも「潜在能力は高い」と評されるヤクルトのチーム状態は、確かに向上してきている。これで、ますます混セに拍車がかかることだろう。

それとともに、今日は敗れたものの今年の阪神の野球は非常に素晴らしいと感じた。何よりかなり血が入れ替わってきているし、その中で福留などベテランもよい働きを見せている。お家芸の夏以降の大失速がなければ、優勝本命は阪神だろう。

 

やっぱり勝たなきゃだめなのだ、何事も。