やはり、
「体質」的な問題だったんでしょうか?
上の画像は、
1988年12月6日に帰還した、
スペースシャトル『アトランティス』の着陸時の様子。
実は、
この帰還が「奇跡」的なものだったそうです。
打ち上げの際に、
機体下部の左側を中心に、
多数の「耐熱タイル」が剥がれ落ちてしまったんだとか…
そんな状況で
よく大気圏再突入に耐えたものです。
ですが、
驚くのは、この先の話。
軌道に到達したシャトルでは、
ロボットアームの先端に取り付けた
ビデオカメラの映像で機体の検査を行ったそうですが…
「耐熱タイル」の
剥離・喪失の状況を見たシャトルのパイロットが、
「何てこった、俺たちは死んじまうのか!」と叫んだのに対し、
同じ画像を見た地上管制官は、
「恐らく太陽光の反射の影響で光が飛んでしまったのではないか? 気にする事は無い」と言って、
『アトランティス』はそのまま帰還する事に。
帰還後の地上での検査で、
事態の重大さが分かっていたとは思いますが、
それでも、NASAは、
タイル剥落の対応策を講じずに、
4年半後の2003年7月25日に、
スペースシャトル『コロンビア』は、
大気圏再突入時に空中分解し、
搭乗クルー7名全員が死亡してしまいました。
最近、
米国の「次世代宇宙船」が公開されたそうですが、
「奇跡」を信じて、
「悲劇」が繰り返されるのでしょうか?┐( ̄ヘ ̄)┌
これが真実か否かに限らず、
人類が宇宙に行く意義を
きちんと考えて貰わねばなりませんな( ̄∩ ̄#