今年2月に
グァムで墜落事故を起こした
米空軍のステルス爆撃機『B-2』
開発当初は、
この機体を132機も取得しようとした、米空軍。
1機あたり
1300~2400億円もする超高額兵器ゆえに、
結局、21機で製造を終えたんですがね。
ステルス性能を維持する為に、
気温や湿度を管理した専用の格納庫が必要で、
爆撃地点まで
空中給油を繰り返しながら、
約40時間の任務に当たった時代もあったんだとか…
ただし、
幾らステルス性能があるとはいえ、
かなり大型の機体で、
旅客機並みの速度でしか飛行できないので、
ミサイル攻撃は
妨害装置でかわせる事が出来ても、
敵の戦闘機に発見されれば、
バルカン砲で、簡単に撃墜されてしまう代物。
この「最新鋭」の兵器ですら、
初飛行から、もうすぐ20年になりますが、
この度、
その後継機が開発される事になり、
米国内での受注獲得競争は、さらに激化する様子?
(上の画像は、開発される機体のイメージです)
次世代爆撃機では、
亜音速での巡航を可能とし、
現行機『B-2』と同様のステルス性能を持ち、
最新の電子戦装備で
日中の作戦行動も可能とする機体が望まれているんだとか…
実戦配備は、2018年の予定。
丁度その頃には、
中国の空母も実戦配備されているでしょうね。
世界のごく一部では、
その頃に戦争があると予想しているのかも?
長射程の巡航ミサイルを持ち、
航空機・艦船・潜水艦などから発射して、
敵にダメージを与えれる米軍なんですが…
まだ、爆撃機が必要なんですかねぇ?
まぁ、
こういった爆撃機は、
敵の中枢部や、核ミサイル基地といった
戦略最重要拠点を
秘密裏に攻撃する為だけにあるんでしょうが、
争いが無ければ、水泡と化すもの。
それを考えれば、
技術の発展と利得の為には、
争いが作られ続けるかも知れません。
人間は、
そういう過ちを繰り返しながら、
この地球(ほし)を壊していくんでしょう。
そこに本当の利得があるかどうかは、
分かり得るはずなんですが…