先日、
日本の航空自衛隊で運用される「空中給油機」
『KC-767』について、記事を書きましたが…
その製造にあたった
ボーイング社が納入を独占していた
米空軍の「空中給油機」の後継機として、
ボーイング社が推す『KC-767』が選定合戦に敗れ、
米・ノースロップグラマンと
欧州の航空防衛最大手のEADSの連合が推す
エアバス『A-330』の改造機、『KC-30(KC-45)』が選定されたそうです。
NHKでも伝えられる程、大きなニュースになっていますよ。
まぁ、今回の件の裏では、
米国内での政治的な問題も大きく影響してそうな感じなんですが…
さてさて、
179機、約4兆1千億円の大型契約という事で、
「勝ち組」と「負け組」の株価などに注目されそうですが、
航空機製造の2大メーカーで繰り返される、
開発・納期遅れによる影響についても軽視は出来ません。
『A380』の納期遅れで
経営がかなり悪化したエアバスが、
軍用機部門での、この件を皮切りに、
他でもシェアを拡大させて、経営が改善されたら皮肉ですけどね。
旅客機関連では、
先月下旬、日本航空(JAL)が
「石油価格が高騰する中、
納入が遅れる『B787』を待っていては、経営計画に影響を及ぼす」という事で、
調達計画の中型機55機のうち、未確定分の20機を、
エアバス社の次世代機『A350WXB』に振り向ける可能性を示唆しているんだとか…
その振り向ける機種も、まだ開発途中で、
いつデリバリーが開始されるから分からないんですがねぇ。
世界の空の安全が、
陸でのゴタゴタに、大きく影響を及ぼされなければ良いのですが…
さて、これから、どうなるのやら┐( ̄ヘ ̄)┌