- 人はなぜ、人を殺すのか?―現代版殺人心理学入門/小田 晋
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「年の瀬には、物騒な事が多い」とは言いますが、
ちょっと早く帰って来れば、
テレビをつけた瞬間に、こんなニュースですか?
長崎県佐世保市の
スポーツクラブでの銃乱射無差別殺人事件…
犯人は、まだ逃走中との事ですがね。
こういう事件が起こって、
ある程度時間が経ってから、
マスコミがしがちなのが、「原因は何か?」を追い求める事。
別に、犯人の心理なんて、
普通の市民生活を送る我々には、どうでも良い事の筈なんですがね。
それを知って、
次に起こり得る事件への「対策」に活かされれば、別に構いませんが、
日本が、
「お手本」として取り上げる米国さんを見れば、お分かりでしょ?
事後の対処で精一杯です。
それに、
無差別に銃を発砲し、
無抵抗の人間を殺した者に、法の裁きを期待すれば、
弁護人が
「心神喪失状態にあった」として、『無罪』を主張するだけです。
他方で、警察の検挙率は下がり、
刑務所は、定員オーバーで、
受刑者は、独居房に入りたいが為に暴れる始末。
「厳罰化」には、人権保護団体が反対します。
まぁ、犯罪を犯した者も、
その人権を擁護する者も、
一回、被害者の立場になってみれば、考えは変わるんでしょうがね。
『安全な国、ニッポン』をつくるには、どうすれば良いんでしょう?
答えは簡単に出るけど、それが実行できない。
そういうジレンマの中で、
我々は苦しみながら生きるしか無い様で…