『F-15』は、
「世界最強の戦闘機」と言われ、
長期にわたり第一線で活躍している戦闘機です。
米国の「国章」の
「鷲(イーグル)」が愛称に与えらる程、
この機種に対する、
人々の信頼性は高いものの筈です。
しかし、
米国での初飛行から35年が経過し、
機体の老朽化はかなり進んでいる様です。
先日は、
自国内の部隊で、
訓練中の機体が、空中崩壊…。
全世界に展開する『F-15』の飛行禁止措置がとられ、
緊急点検の結果、
沖縄に配備されている機体にも、亀裂が発見されたそうで…
一時は解除された、飛行禁止も再び…
予想以上に深刻な状況を受け、
米国内では、
『F-22』の増産を検討し始めた様です。
コスト高が理由で、
配備数の大幅減が予想されていただけに、
関係者にとっては、
ウハウハ状態かも知れません。
日本国内では、
1機、200億~400億円と言われれている『F-22』ですが…
その高い価格の理由には、
ステルス性能を下げない為に、機体外板の繋ぎ目を減らし、
また、
機体構造のフレームピッチが広くなるなどして、個々の部品が大型化しているらしいです。
その分、
部品を作る工作機械にかける初期投資が大きくなった訳で…
これから、
納入の前倒しと、大幅増産で、
大量生産に向かえば、当然、コストも下がるでしょうね。
『F-15』の最新型に比べ、
部品点数が3分の1以下とも言われています。
その分、
大量生産には向いている機種でしょうから、
これからの展開が楽しみです。
これにより、
日本が『F-22』を調達しようと動いても、
政治力が弱いだけに、
暫くは、後回し」か、相手にされないかも知れませんがね。
米国と繋がりの深い?日本の航空自衛隊も、
『F-15』を、203機保有しています。
米国に次いで、
世界で2番目に多く機体を保有し、
「主力戦闘機」として、
日本の空を守っている訳ですが、
先日の『F-2』の墜落事故と
『F-15』の飛行禁止措置が重なった時には、
日本の空は「ガラ空き」の状態に?
勿論、
緊急発進(スクランブル)する機体は、該当外になっていると思われますが…
『F-15』は、
自衛隊での部隊配備が始まってから、もうすぐ30年。
『F-X(次期戦闘機)』の選定に難航し、
「機密漏洩事件」の影響?で、
米国から『F-22』の情報が提供されず、お先真っ暗…
緊急避難的に、
『F-15』の延命・近代化改修の予算を組んで、
今、最悪?の状況に…
自国による
「国産戦闘機」の開発も進んでいる様ですが、
是非とも、
今までの「教訓」を活かして、
世界に誇れるものを作って貰いたいものです。
早急に!