世界の翼へと | ものづくり系会社員の戯言?

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「心」の世界から「ものづくり」の世界に転身して奮闘する『変わり者』の徒然日記

C-X P-X



 上の画像は、

 今月4日にロールアウトした、

 航空自衛隊の次期輸送機「C-X」(左)と、

 海上自衛隊の次期哨戒機「P-X」(右)の試作初号機

 

 構想段階から、ずっと

 開発状況を見守ってきたんですが…


 ロールアウトを見逃してました。(T▽T;)



 米国から輸入した「リベット」の強度不足問題で、

 もう少し先になるだろうと思ってたのが大間違いでした。


 本来予定されていたロールアウトは、

 今年3月だった様で、問題はもう解決していた様で…


 今年9月にも初飛行し、

 来年中には、防衛省に納入される予定だとか…。



 さらに、

 製造元の川崎重工では、

 この2機種のうち、「C-X」を民間機に転用し、


 防衛省・経済産業省の支持を得て、

 国内外の航空貨物大手に売り込む計画を、

 2012年には事業化を目指すんだとか…


 米・ボーイング社の予測では、

 2025年までに、約3000機の新規需要があり、

 その4割が、積載量40t以下の中小型機と見られ、

 

 川崎重工は、

 この市場に新規参入を目指すという事です。


 しかも、

 航空機最大手2社が、

 旅客機から転用するのに対して、


 輸送機として開発された同機は、

 トラックをそのまま積めるなど、積載能力が優れている点が有利?


 あとは、安全性の証明と信頼を得るだけ?



 先日発表された、

 三菱重工の『MRJ』と同様に、


 これらのプロジェクトが成功し、 

 国内の航空機関連産業が、より活性化してくれれば良いですね。