生還 | Spontania Tarantula Official Blog Powered by Ameba

生還

タランチュラです。


2週間以上blogを更新していませんでした。


申し訳ありませんでした。

GW真っ只中の5/4から原因不明の高熱に悩まされ、6日のなんばHATCHでのライブもベストなコンディションで臨む事ができませんでした。


7日の朝に帰京後も熱が下がらない為、夕方からのレコーディングに支障をきたさぬ様近くの内科に予約を入れ、インフルエンザ等の検査をしてもらいました。

検査後30分以上経っても医者に呼ばれないので、不安を感じながら診察室のベッドに横になっていると、神妙な面持ちで医者が入って来ました。


血液検査の結果、オレの体に異変が起きている事を知らされました。


免疫力の弱っていたオレの体にウイルスが侵入し、肝機能の数値が正常値の5倍以上になっていました。


あともう少し来るのが遅かったら、脳内出血の恐れもあったと言われました。


医者がオレに下した診断結果は「ウイルス性の急性肝炎」、一刻も早く入院する様告げられました。


オレが診てもらった医院では手に負えないとの事で、その場で紹介状を手渡され某国立病院の救急外来にタクシーで向かいました。


この時点で歩くのも困難な状態だったので、紹介状を受付に渡し待合室の長椅子に倒れこみました。


予想はしていたものの、通常救急外来は長時間待たされます。救急車を呼ばなかった自分を恨みました。


遂には横になっているのも辛くなり、診療云々よりも取りあえずはベッドに寝かせてもらう様頼むと、オレの病状を察知したのかそれから5分程度で医者が来ました。



熱が40度近くあった為すぐに点滴を打たれ、心電図を取りました。


次の日にミュージックステーションを控えたオレには非情すぎる「入院」という現実を、否が応でも受け止めなければなりませんでした。


医者から頭ごなしに明日のTV出演は無理だと思ってくださいと諭され(今思えば当然ですが)、感情的になっていたオレは医者に声を荒げてしまいました。


それぐらい、体力的にも精神的にもギリギリの状態でした。


翌日のミュージックステーションは医者の反対を押し切り、リハーサルの合間に点滴を打ちながらの出演でした。


そんなこんなでその後2週間を病室で過ごし、今日どうにか退院する事ができました。


確かにオレは酒が好きですが、酒が原因ではありません。


肝炎が慢性ではなく急性で感染する様な物ではなかった事、肝機能の数値が最終的にほぼ正常に戻った事が不幸中の幸いでした。


オレは闘病をネタに呑気にblogをUPできる程、人間が出来ていません。


この事をUPするかどうかも最後まで悩みました。


ただ、2週間以上皆を待たせた落とし前は付ける必要があります。


これが嘘偽りのない、オレがblogを更新しなかった理由です。


ご心配をおかけしてすいませんでした。


またこれから、新たな気持ちで日々音楽に精進していきます。


これからもSpontaniaへの熱いサポートをよろしくお願いします。


いつもありがとう。


平成21年5月21日


Tarantula