「障害者たちの太平洋戦争」を見た | Twisted Daily

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NHKのETV特集「障害者たちの太平洋戦争」を見た。
http://www.nhk.or.jp/etv21c/backnum/index.html


戦時中の障害者(主に視覚・聴覚障害者)についての番組。

京都の「日本ライトハウス」(視覚障害者の自立支援施設)を作った岩橋武夫の言葉
「戦争は破壊の父、革新の母」という言葉をはじめて知った。
悲しい言葉だが、生きていくためのたくましい言葉にも聞こえる。

きっかけは戦争だが、それによって、「防空監視員」や「従軍マッサージ者」として
社会への扉が開いたという現実。障害者の多くが「不具者」「非国民」から
「お国のために奉仕できるなら」と働いたという。


一方で、精神障害者の断種政策、
傷痍軍人と生まれつきの障害者との格差が生まれた
ということ。

知らないことばかりだった。

ちなみに障害者雇用促進法(俗にいう「障害者枠」)ができたのも
戦後、傷痍軍人がたくさん出て、その処遇をどうするかということで
生まれた制度だ。

この間 阿久根市の竹原市長がブログに
「高度医療のおかげで以前は自然に淘汰された機能障害を持ったのを生き残らせている。結果、擁護施設に行く子供が増えてしまった」「『生まれる事は喜びで、
死は忌むべき事』というのは間違いだ」と記載して、騒動になったけど、
こういう「苦しい時代」には「優生思想」は生まれるものだ。

自立支援法や障害者の就労支援の機運だって、
高齢者が増え、「障害者を納税者にしよう」ということから。

現実は現実として、障害者が社会進出できるようになった現代は
まだ幸せといえるのかも。

ただ当事者としては、言い方は悪いが「大きなもの」に利用されるより、
利用して誇りを失わずにいたいと思う。