今から3時間だけ寝て学校に行こうと思う。
昨日は5時間だけ寝ようとしたら休日だったから迂闊にも11時間も寝てしまっていた。
迂闊すぎる。
吾輩はロングスリーパーである。
セミロングならまだしも、好きなだけ寝てろと言われたら、何時間でも無理せず眠れる生粋のロングスリーパーだい。
(限界はあるが)
なので定時に起こしてくれる保護監督者が必要なのだが、一人暮らしの場合、携帯が概日リズム指導担当の役を担ってくれている。
アラームを止めてそのまま寝るという、指導にそぐわない不良少年的な朝を迎えることもあるが、後で痛い目にあい、指導というもののありがたさを知る。
ほんとに、怒られていた時期はムカついていたが、今となっては、今となっては、だ。
結局昼間やれなかったことは夜中にまで及んで、この時間になるんだが、ロングスリーパーの場合、次起きる時間に畏怖を抱き、抱きながら、心地よく眠る。
朝、起きる。
ここで重要なのは、決して目覚ましを手の届く範囲に置いといてはいけない。
そんなことはシュートを受けたキーパーが、ボール手前に投げるようなものだ。
自分の場合、携帯を薄いバッグに入れ、動かせない、出せないようにして、鍵をかけ、鍵を外のポストに入れる。
朝になると、ドラクエの戦闘のメロディと共に目を覚ます。
スヌーズになっているからやり過ごすことはできない。
目を擦りながら外に出て、東から射す朝の眩しい光をもろに受け、階段を下る。
ポストに手が伸びる。
手を伸ばした瞬間、
「ここにおったか、勇者よ」
布を覆った格好で、杖をついた変なおじいさんが話し掛けてくる。
「あなたは?」
「わしか、わしのことは後で話す。とにかく、付いてくるんじゃ」
言われるがまま、おじいさんの後を黙って付いてゆく。
ここから全てが始まったのだ。
が、すぐに目を覚ます。