スポ観

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by スポロー

 スポーツ観戦ファンのロイヤー(sports lawyer)、略してスポローです。

───なぜスポーツを見るのは楽しいのか。
■人は、
スポーツをしているときほど真剣な表情はなく、喜びと悔しさが素朴にこぼれ出る瞬間はない
 しんどかった練習、負けて帰った試合、応援してくれる家族のまなざし‥‥いろいろな思いが素朴にあふれ出るのがスポーツ。
■スポーツはアート(芸術)である
 トップアスリートは常人ではまねのできないことをやってのけます。美しい旋律でバイオリンを奏でるのと同じ芸術なのです。
研ぎすまれた本能と美しい肉体の動き
 スポーツをしている瞬間、ヒトはケモノになります。我々がアスリートに魅せられるのは、人間が動物であるという本質に根ざしていると思うのです。

 その他アウトドア活動も書いています。

  6ネーションズ第2節は、昨年度覇者のウエールズと一昨年度覇者のアイルランドが激突する好カードがありました。

 アイルランドは、前半から圧倒的なポゼッションで攻勢をかけます。後半はウエールズ何度も反撃するも、インゴールノックオンやゴール前のスクラムコラプシングで得点のチャンスを逃し、24-14でアイルランドが勝ちました。
 アイルランドの強さが目立った試合でしたが、日本はここに勝ったんだなあ‥‥‥。

 この時期は各チームともWカップメンバーの3分の2ぐらい出てます。これからいかにスムーズに新旧交代していくのかですね。

 アイルランドの8番(スタンダー選手)が、MVPながら、最後にイエローカードになりました。
 ラグビーを見ててわかりにくい反則の一つがオーバーザトップ(オフフィート)。スタンダー選手はオフフィートを繰り返したというイエローカードでした。少しめずらしい。

 

(WOWOW「シックスネーションズ第2節 アイルランド-スコットランド」) 

 

 決勝戦になるとめっぽう強いイメージのジョコビッチ選手。全豪では過去7回の決勝ですべて勝利しているとのこと。

 好スタートを切ったのはジョコビッチ。このまま行くかと思ったら、第1セット後半からティーム選手がジョコビッチのボールに反応しはじめて、第2セット、ジョコビッチはサービス遅延の反則を連発。第3セットではティームがジョコビッチを手玉に取り、ティーム優勝まちがいなしと思ったのですが。
 しかし、修正したジョコビッチが手堅くプレーとゲームをコントロールして、フルセットマッチを制して優勝しました。調子を落としても、最後は勝つのが強さの秘密。

 ティーム選手のワンハンドバックハンドはダイナミックでかっこいいね。

(NHK「全豪オープンテニス決勝」)

 

 神戸製鋼-サントリー戦を観戦。

 すぐ後ろの席で、小学生ぐらいの子どもたちが「イシレリ!」とか「ジャッカルだ」とか「すごい」などずっと叫んでいました。去年までラグビー場にはいなかったタイプです。プロ野球なら、「長島打て!」とか「清原打て!」というファン層です。野球でも、実際には、配球を読んで楽しむ人は一握り。こういったファン層がプロ野球を支えてきたはずです。
 そういうタイプのファンがラグビー場にも現れた。ラグビー人気を今後支えていってほしい、と観戦しながら思いました。いい意味のにわかですね。

 試合は、日本代表や海外のレジェンドの出場も多く、トライもそこそこありの盛り上がったゲームでした。人気者の松島選手の活躍は少なかったかな。MVPは中島イシレリ選手。彼が一番人気者かもしれない。
 35-29で神戸製鋼が勝利しました。
 マット・ギタウ選手。途中から出場


 ノエビアの入場者数26,312人。すわる席がなく、通路の手摺りに座って見てました。
 少しだけボヤくと、サントリーが旗や太鼓の応援だったこと、後半の後半ゲームの中断が多くなって躍動感が停滞したこと、サントリーの最後のペナルティはもう少し観客目線のプレーをしてほしかったこと、など。

  国内敵なしの伊藤美誠選手が3年連続3冠に挑んだ大会。

 準決勝の相手は、実力はトップ級で伊藤選手と同じ年ながら、どちらかというと伊藤選手の後ろを歩いていた早田ひな選手。

 ダブルスパートナー同士の試合でもありました。

 

 試合は、早田選手が戦略面でペースを握り、伊藤選手がなかなかリードできないまま2ゲームを先取。

 しかし、伊藤選手も巻き返して、3-3に追いつく。

 ラストゲームは、4-4から早田選手が一気に引き離し、伊藤選手を破りました。

 おそらく戦前の予想は逆だった。晩成型(といっても19歳ですが‥‥‥)でこれからもっと伸びるかもしれない。

 

(NHKBS「全日本卓球選手権 女子シングルス準決勝」)

 自転車トラックワールドカップ第4戦がニュージーランドで行われました。
 梶原悠未選手は、話し方がとてもしっかりしている。というか力強いというのが第一印象た。
 第4戦の女子オムニアムでは、スクラッチ1位、テンポレース2位、エリミネーション2位、ポイントレース5位。総合1位でWカップを連覇しました。
 オムニアムという競技は、変わった競技で、私もようやく慣れてきましたが、複雑かつ長丁場。総合力が問われる分、番狂わせが少ない。何よりスピード力が抜けてるので見ていて安心感がある。
 今のところ知名度はそれほどでもないですが、東京金メダルの大本命の一人と思っています。

(NHKBS「自転車トラックワールドカップ第4戦」)

 前年度覇者青森山田に2点をリードされた静岡学園が、前半終了間際、後半序盤、後半終了直前にゴール。理想的なタイミングで得点して、逆転優勝を遂げました。
 静岡学園は、囲まれてもわずかな隙間を執拗にドリブルで抜こうとする。ボール一つの間も短くパスを通そうとする。素人の私がみると、持ちすぎじゃないかとヒヤヒヤするほど。この積極的な攻めが青森山田のシステムを揺るがしていきました。

 

 両チームとも中盤でだらだらパス回しすることもなく、ボールを奪ったらすぐ前にアタック。そして、最後まで常にシュートを狙っていく。高校サッカーのおもしろさを改めて感じさせた試合。
 決勝戦としても後々語られるだろう名勝負となりました。

 

 青森山田が、インターハイとプレミアをとって3冠で敗れました。一方、静岡県勢の優勝は23年ぶりとのこと。

 

(読売テレビ「第98回全国高校サッカー選手権 決勝」)
 

 日々スポーツ中継を見ていると、いろいろな実況・解説に出あいます。私は、ご飯も女性も好き嫌いがないので、解説者も基本的に好き嫌いはないのですが‥‥‥。
 
 技術的なコメントは必須です。その点で、うんちく・キャラクター紹介型(指導経験がない人が多い)よりも観戦に深みが出ます。マラソンの増田さんやラグビーの藤島さんみたいに割り切ればありと思いますが、その場合は別にメイン解説がほしい。
 技術コメントも、説明が高度すぎると、一般人にわかりにくいこともある。たとえばバドミントンの小椋さん、ラグビーの野澤さん。
 私が好みなのは、技術やうんちく・キャラクター紹介だけではなく、その競技で今どんな戦略がトレンドになっているかとか、競技全体の方向性、技術やルールの現状や変更などを大局的に伝えられる解説者です。緻密な技術は見ている方もそれほど関心はないです。そうなると自然に指導経験者か競技団体関係者が多くなります。
 礼賛だけでなく辛口も言える人、早口すぎず聴き取りやすいことも基本。
 
 サッカーの松木さんは、そういう問題とはちょっと違って、この人が解説だと普通にチャンネルを変えたくなる‥‥‥。

 1対1の後半40分過ぎ。シリアの選手が、日本陣内からパスをつなぎディフェンスを振り切って、勝ち越しのゴールをあげました。これがカウンターアタック!というような鮮やかな一撃でした。日本は前半から何度もゴールの枠内を捉えながらも決めきれず、惜しくも勝利を逃しました。

 実況は、予選敗退、予選敗退と悲鳴を上げていましたが、東京オリンピックには出られると思うので、それほど困ったことではないのでは? もちろん下準備としては重要でしょうが。

 試合後のインタビューで、相馬選手が「相手チームは賭けているものが違う」と言っていましたが、出場がかかっているシリアとはたしかに違うのだろうと思いました。

 それにしても何度聞いても松木の解説には慣れない。困ったものだ。

(NHK「サッカー東京五輪アジア最終予選グループステージ」)

 

 早明の決勝ということで新国立に5万7000人を超える観客が集まりました。

 

 開始早々のスクラムでは明治が圧勝。これは大変なことになりそうだと思いました。

 しかし、早稲田はブレイクダウンが強烈。最初から、決めてやる!みたいなものすごい気迫が伝わってきて、ディフェンスも全開。前半4トライをとりました。

 後半は明治も追いかけ、ノーサイド直前にもトライを奪いましたが、戦前の予想を覆す展開の45-35で早稲田が勝利。大学チャンピオンとなりました。

 明治は「受けて立つ」という気持ちだったのでしょうか。敗因はメンタルしか思いつきません。

 

(NHK「第56回全国大学ラグビー選手権決勝」)

 今日の大阪は冷たい雨。キッキングゲームのスタートでした。
 前半は御所実業が好守もFWもBKも良く、14-3とリード。このまま逃げ切るかと思った。

 しかし、後半は桐蔭学園がボール圧倒的に保持。積極的に展開し、ゴール前ではFWが細かく攻めて攻勢に出ます(ルークが「北京ゴー」「北京ゴー」と言うので何かと思ったら「ピックアンドゴー」だった)。
 残り10分で15-14の1点差となる好ゲームでした。最後は桐蔭学園が逆転して23-14で優勝しました。

 観客席はそれほど多くないのは、高校ラグビーの決勝は毎年平日だから。前倒しして土日に決勝ができたらいいと思うんですけどね。

 

(毎日放送「第99回全国高校ラグビー大会決勝」)