スポ観

スポ観

by スポロー

 スポーツ観戦ファンのロイヤー(sports lawyer)、略してスポローです。

───なぜスポーツを見るのは楽しいのか。
■人は、
スポーツをしているときほど真剣な表情はなく、喜びと悔しさが素朴にこぼれ出る瞬間はない
 しんどかった練習、負けて帰った試合、応援してくれる家族のまなざし‥‥いろいろな思いが素朴にあふれ出るのがスポーツ。
■スポーツはアート(芸術)である
 トップアスリートは常人ではまねのできないことをやってのけます。美しい旋律でバイオリンを奏でるのと同じ芸術なのです。
研ぎすまれた本能と美しい肉体の動き
 スポーツをしている瞬間、ヒトはケモノになります。我々がアスリートに魅せられるのは、人間が動物であるという本質に根ざしていると思うのです。

 その他アウトドア活動も書いています。

 パシフィックネーションズ。決勝の相手はフィジー。
 前半は10-10。以前はオセアニアのチームは後半なるとバテから機能不全に陥ることがけっこうあった。しかし、しばらく前からそういうことがなくなって、そうなると個々のプレーヤーの身体能力の積み重ねが「圧」となってほころびを広げ、FWはセットプレーはほぼ互角だったものの、後半はブレイクダウンが劣勢となり、そうなるとフィジーは止められない。

 久々の日本代表戦観戦でしたが、残念ながら、41-17で敗れました。

 

 バックスタンドで、スポーツファン4人で並んで見ていたら、後ろは高校の後輩だった。

 

 カナダ、アメリカ戦はあまり参考にならなかったが、サモアは強豪。新生ジャパンはいかに? どの程度勝負できるのか気になっていた人も多いと思います。

 
 日本は試合開始早々から連続トライを挙げ、その後も一度もリードされることなく、49-27でサモアを下しました。藤原、下川、高橋といったニューフェイスのトライもあり、ベテラン立川は派手さはないものの存在感は半端なく、快勝でした。
 
 次回は大阪で国際大会の決勝があります。過去~少なくとも10年ぐらいは~ちょっと記憶にありません。相手のフィジーはティア1に匹敵するチームなので、今日以上の熱戦が期待できます。
 
 花園のチケットは準備できていますか。


(BS日テレ「ラグビー・パシフィックネーションズカップ2024 準決勝 日本-サモア」)

 みんな大好きオリンピック。

 最終日の陸上は、やり投げ北口榛花選手が決勝1回目に65メートルのビックスローを見せそのまま逃げ切り。オリンピックの金メダルはフィールド・トラック女子では初めてとのこと。
 毎年授業で人見絹江の話をしています。人見はアムステルダムオリンピック(1928年)800メートル決勝で銀メダルを獲得。メダルもおそらく彼女以来ではないだろうか。ちなみにこのときの1位2位がゴール直後に倒れたため800メートル女子は24年間が実施されなかった。
 
 そのほか、走り高跳びで赤松諒一選手が5位入賞。こちらもベルリンオリンピック(1936年)以来。
 
 マラソン女子は、鈴木優花選手が5位入賞。まわりは全員黒人選手といういう中では大健闘でした。昨日の赤崎選手もマラソンに転向してまだ数回程度らしい。鈴木選手はアフリカの選手といっしょに走るのは初めてのようでした。オリンピックは経験を重ねるより怖いもの知らずで臨んだ方がいい結果が出るのかもしれない。

(NHK「パリオリンピック2024」)

 レスリング女子76キロ級を見てました。

1回戦、アメリカのいかにも強そうな精悍な選手が、解説者曰く「見たことがない」5点の大技を見せた。相手の身体を持ち上げて後ろに投げ、その選手の頭部がマットに直撃した。見た瞬間、ラグビーの経験上、「これはやったな」とわかった。身動きできない。頸随損傷でしょう。
 とてつもなく危険なプレーではあるが、これは競技の性質上やむをえないのだろうか。

 

 マラソンは、エッフェル塔、ティレリー宮、オペラ座、ルーブル美術館など著名なスポットをめぐるコース。
 ただ、名所よりも緑がとても多いのが印象的でした。それも人工的な植栽ではなく、雑木林風なところがとてもうらやましく思いました。
 男子は日本の赤崎選手が大健闘。終盤まで1位グループを走り、その後も引き離されずにくらいつきました。10度を超える長い登り坂もドラマを予感させ、メダルの期待を抱かせました。
 最後はメダルに一歩及ばず6位。優勝はトラ選手(ケニア)でした。

 解説によると、中学のバレー部の一つ上の先輩が古賀紗理那選手とのこと。地方の公立中学の同じ部活から同時にオリンピック出場というのはなかなかのニアミスではないでしょうか。

(MBS毎日放送「パリオリンピック 男子マラソン」)

 

 オリックス-カープ二軍戦を観戦しました。プロ野球ファンの知人と。
 ほっともっとフィールド神戸は、イチローがいたころ以来でした。そのときはグリーンスタジアムと言う名前。GWに来たら満員。立ち見席でした。

 試合はカープが先行、後半オリックスが追いつき、9-9の引き分けでした。オリックスは、横山、内藤など若手プロスペクトが軒並み登場。宇田川も1イニング抑えました。
 まったりした雰囲気での観戦。野球ならではでした。
 

 さて、正確にはいつからかわかりませんが(それほど昔ではないと思います)、プロ野球は試合前に君が代が流れます。その都度観客も起立。

 国際試合や日本シリーズならわかる。なぜリーグ戦で君が代なのか。不思議だなあと思っていたのですが、二軍戦でも君が代でした。

 

 予選リーグをかろうじてかろうじて突破した日本。準々決勝の相手は世界チャンピオンのイタリア。
 そのイタリアを相手に2セット先行した日本。これはミュンヘン以来のメダルも見えてきたと思ったのだが、‥‥‥いずれもデュースで3セット奪われ、2-3で敗れました。
 これは惜しいな。全国のお茶の間から悲鳴が聞こえてきそうでした。
 娘はバレーのファンで、東京までバレーの代表戦を見に行くほど。普通、大学生がスポーツイベント見に東京に行くかね。コンサートならわからんでもないが‥‥‥。ただ、かく言う私も大学生のとき東京までマイク・タイソンを見に行ったし、血は争えないというところか。悲鳴を上げたと思う。

 解説は福沢さん。わりと最近解説が多い。聞きやすい声と口調はいいのだが、問題提起型のコメントが多いので、もう少し結論言ってほしいと思う。

(NHK「パリオリンピック2024 バレーボール男子 日本-イタリア」)
 

 バレーボール男子、予選リーグ。相手は東京銅のアルゼンチンでした。

 第2セット。日本のブロックがタッチではないかチャレンジがあり、結果的にはノータッチだった。嫁・娘は「絶対に誤審」と断言していた。ただ、映像がぶれて重なっているように見えるが、指が動いてないのでノータッチではないかと思った。その後、アルゼンチンの抗議が執拗だったためか、レッドカードが出される珍しいシーンも。

 日本は1セットとられたものの、比較的余裕を持った展開。3-1でアルゼンチンを下しました。

(NHK「パリオリンピック2024 バレーボール男子 日本-アルゼンチン」)

 

 日本は実は球技大国。自国フランスを除くと、最も多くの競技にエントリーしている国だそうです。サッカー男女、バレーボール男女、バスケットボール男女、ハンドボール男女、ラグビー男女、水球男子、ホッケー女子。そのほか、卓球やテニスの個人競技。

 ハンドボール男子は36年ぶりの自力出場でした。

 

 相手のドイツの選手はまず身体がごつい。ラグビー選手のような上半身。日本選手が華奢に見えました。ハンドボールの世界もフィジカル化が進んでいるのだろうか。

 日本は前半大きく出遅れて10-21。この差を最後まで詰められず、26-37で敗れました。ドイツは、パスは鋭く、GKはじめディフェンスは堅く、ミスも少なく、完敗でした。

(NHKBS「パリオリンピック2024 ハンドボール男子 予選リーグ 日本-ドイツ」)
 

 保津川べりまで6人で走りました。ハーレーやら、サイドカーやら、絶版ものまで”通”のバイクが辺り一帯を埋め尽くしてました。他人のバイクを見てるだけでおもしろかったですね。
 暑いのは暑いですが、たぎる血のように走るのも醍醐味の一つ。もともとバイクに快適さを求めてませんから‥‥‥。