スキーのジャンプには「積極的平等」が反映されている。前に新聞で書きました。
この日は風が定まらない。危険とみたのか、2回目最後1位のクラマー選手が跳ぶ直前に、主催者判断でゲートが1段下がりました。飛距離は減るがポイントは7点上がる。有利か不利か解説者もわからないとのこと。高梨沙羅が銅メダルをとれるかどうか注目のシーンでした。
結果は距離が伸びず失敗。2本そろえた高梨選手が銅メダルを獲得しました
しかし、世界1位を決める最後の最後の瞬間にレギュレーションが変わるというのはどうなんだろうか。他の競技ではちょっと考えられないが、ジャンパーにとってはよくあることなのかもしれない。
(NHKBS「世界ノルディック選手権2021 ジャンプ女子ノーマルヒル」)
───なぜスポーツを見るのは楽しいのか。
■人は、スポーツをしているときほど真剣な表情はなく、喜びと悔しさが素朴にこぼれ出る瞬間はない
しんどかった練習、負けて帰った試合、応援してくれる家族のまなざし‥‥いろいろな思いが素朴にあふれ出るのがスポーツ。
■スポーツはアート(芸術)である
トップアスリートは常人ではまねのできないことをやってのけます。美しい旋律でバイオリンを奏でるのと同じ芸術なのです。
■研ぎすまれた本能と美しい肉体の動き
スポーツをしている瞬間、ヒトはケモノになります。我々がアスリートに魅せられるのは、人間が動物であるという本質に根ざしていると思うのです。
その他アウトドア活動も書いています。