今回は、フラスコ苗から育てた’World Cup‘×’Raptor‘の初花6個体(No.5～No.10)と’Kuang Hua Village’×’Mont Millais‘の初花1個体(No.2)を掲載します。’World Cup‘×’Raptor‘は2年前から咲き始め昨年までに4個体が開花しています。両親共に、Mont MillaisとValのシブリングから出たようですが、先週掲載した’Val‘×’Mont Millais‘とこのシブリングでは以下のような違いが見られるように思います。
①’World Cup‘×’Raptor‘の方が’Val‘×’Mont Millais‘より明るい色合いをしているものが多い。
②’World Cup‘×’Raptor‘の方が’Val‘×’Mont Millais‘よりドーサルの長さが短いものが多いため、同じドーサル幅でも’World Cup‘×’Raptor‘の方がドーサルの形が良く見える。
③’World Cup‘×’Raptor‘の方が’Val‘×’Mont Millais‘よりペタルの展開の良い個体が多い。
No.5～No.10の中では、No.7がドーサル幅が広く、花型は良いと思いますが、ペタルが下垂し、兄弟株の中では最も色合いが淡い(リップが色抜けしている)という欠点もあります。’Kuang Hua Village’×’Mont Millais‘の方は、昨年開花した個体(No.1)(参照：Paph.rothschildianum | Psalmのブログ (ameblo.jp))と比べると今回開花した個体(No.2)はドーサルの幅が広く、ストライプが太くて濃いので作り込むと良い花になるのではないかと思っています。
No.5(NSW260mm DW51mm PW14mm)
No.6(NSW235mm DW53mm PW15mm)
No.7(NSW265mm DW58mm PW15mm)
No.8(NSW265mm DW52mm PW15mm)
No.9(NSW235mm DW52mm PW14mm)
No.10(NSW240mm DW45mm PW14mm)
’Kuang Hua Village’×’Mont Millais‘ (No.2)(NSW240mm DW57mm PW15mm)
